「星を帯びし者」「海と炎の娘」「風の竪琴弾き」パトリシア.A.マキリップ

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パトリシア・マキリップによる異世界ファンタジー、イルスの竪琴全3巻です。いやあ、面白かった!
一読して「指輪物語」の影響を感じたし、実際共通する部分が多いんですよね。辺境の小さな平和な村に住む平凡な主人公が、何らかの使命のために旅に出るところとか、実は平和だと思っていたのは主人公たちだけで、戦いの影がすぐそばまで迫ってきていたこととか。でも、この世界ならではのユニークな設定も色々とありました。王国内のそれぞれの領国支配者は、その領国と見えない絆で密接に結びついていて、その領国内でのことは草木の1本1本に至るまで全て感じとることができるし、その人が死ぬと領国支配権は自動的に世継に移るとか... だから君主が死んだ時、世継はそれを真っ先に身体で知ることになるんです。あと、この世界では「謎解き」がとても重要で、大学も謎解きとその教訓を教える場所だし、謎解きのためには命を賭けることも珍しくないとか。主人公も、最初は躊躇ってるんですが、最終的には謎に対する好奇心を抑えきれずに冒険に飛び込んでしまうことになるし... そして謎解きが盛んなだけあって、作品の中では謎がさらに大きな謎を呼んで、もう謎だらけ。って、あらすじもちゃんと書いてないので、何のことやら、ですが。
3冊のほとんどが旅の途上というのも「指輪物語」っぽいところ。でもその旅で訪れる各地の情景の描写がすごく綺麗なんですよねえ。もう、草原を吹き渡る風を肌に感じられるような気がするほど。戦いの場面ですら幻想的で美しいというのが凄いです。

登場人物も地名もすごく色々あって最初は混乱したし、設定を掴むまでが大変だったんですけど、一度掴んでしまえば、あとは夢中で一気読み。巻末に登場人物名と地名の一覧表が載ってるのも助かりました。ええと、現在は1冊目の「星を帯びた者」だけが入手可能のようですね。これ1冊だけだと、「えっ、こんなところで終わらせないでよ!」ってところで終わっちゃうので、どうかと思うんですけど、剣と魔法の異世界ファンタジーが好きな方にはオススメの作品かと~。(ハヤカワ文庫FT)


+既読のパトリシア・A・マキリップ作品の感想+
留守中に読んだ本(18冊)(「妖女サイベルの呼び声」「影のオンブリア」の感想)
「星を帯びし者」「海と炎の娘」「風の竪琴弾き」パトリシア.A.マキリップ
「ムーンフラッシュ」「ムーンドリーム」パトリシア・A・マキリップ
「オドの魔法学校」パトリシア・A・マキリップ
「ホアズブレスの龍追い人」パトリシア・A・マキリップ
「チェンジリング・シー」パトリシア・A・マキリップ
「茨文字の魔法」パトリシア・A・マキリップ

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パトリシア A.マキリップ, 脇 明子 「風の竪琴弾き 」 第二巻 の終章において、モルゴンとレーデルルは、手に手をとって旅立つ事を約束した... » Lire la suite

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四季さん、こんばんは。
「ほんぶろ」からやって来ました。
おお、「イルスの竪琴」だ!と、トラバしようと思ったのですが、反映されていないようなので、名前の欄にURLを入れておきます。
美しく幻想的なお話でしたよね。三巻で全てが繋がった時は、やられた~、と思いました。

つなさん、こんにちは。はじめまして!
「ほんぶろ」から来て下さったんですね。ありがとうございます~。
パトリシア・A・マキリップ、お好きなのでしょうか。
あそこに挙げる作家さん、すごく迷ったんですよ。でも大好きなので。挙げた甲斐がありました!
これは本当に素敵なお話でしたよね。つなさんの感想を拝見するのが楽しみです。
あ、TBちゃんと反映されてますよ。ありがとうございます。^^

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