「泳ぐのに安全でも適切でもありません」江國香織

Catégories: /

 [amazon]
10の作品が入った短編集。どの作品にも食欲とか性欲とかがたっぷりと詰まってて、ものすごく「女」を感じます。でもそんな風にたっぷり「欲」が詰まってる割に、どこか印象が薄いんですよねえ。起承転結があるというより、場面場面のスケッチといった方が相応しい作品群。しかもどの作品もそれぞれに似てるんです。同じような人物が次から次へと登場して、同じような会話を交わして、同じようなことをしているだけ。読んだ端から忘れていってしまいそう...。
こうやって短編集で読むんじゃなくて、アンソロジーや雑誌の掲載で1つずつ読めば、それぞれの作品の印象がもっと強く残ったかもしれないのに、ちょっと勿体なかったかも。山本周五郎賞を受賞してる表題作も、それほど印象に残らなくて残念でした。なんとなく習慣で買ってしまったんだけど、江國さんの本はもういいやって感じ。悪い本じゃあないのですが...。(集英社文庫)


+既読の江國香織作品の感想+
「泣く大人」江國香織
「ウエハースの椅子」江國香織
「泳ぐのに安全でも適切でもありません」江國香織
Livreに、これ以前の作品の感想があります)

| | commentaire(0) | trackback(0)

Trackbacks(0)

「泳ぐのに安全でも適切でもありません」江國香織 へのトラックバック一覧:

URL TrackBack de cette note:

コメントする(要JavaScript)

Note


MAIL FORMBBS

購読する ATOM


Powerd by MovableType4.24-ja
Copyright 2004-2011 四季. All rights reserved.