「花まんま」朱川湊人

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60年代の大阪の下町を舞台にした短編集。表題作「はなまんま」は133回直木賞受賞作。
一読して、「ああ、朱川さんらしいなあ」というノスタルジックな雰囲気。それがまた大阪の下町の雰囲気に本当によく似合うんですよね。私自身が今大阪に住んでいるせいか、いつも以上に登場人物が身近に感じられました。特に大阪らしかったのが、「摩訶不思議」のツトムおっちゃん。人生をタコヤキに例えてしまうところとか、葬式での出来事のオチ、そして話全体のオチが、いかにも大阪人らしくって。(笑)
今回も不思議な存在が登場したり、不思議な出来事も起こるんですが、ホラーの雰囲気はなくて、ひたすらノスタルジック。でもこの作品も良かったんですけど、朱川さんの作品を全部読んだ今考えてみると、最初の「都市伝説セピア」が一番好きだったかなあという感じ。そういえば、これも直木賞の候補になってたんですよね。デビュー作が賞を受賞することは相当難しいと思うんですが、やっぱりあの時取っていたら良かったのにって思っちゃいます。という私自身は正直、直木賞にそれほど興味ないんですが...(^^ゞ (文藝春秋)


+既読の朱川湊人作品の感想+
「かたみ歌」朱川湊人
「さよならの空」朱川湊人
「花まんま」朱川湊人
Livreに「都市伝説セピア」「白い部屋で月の歌を」の感想があります)

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Commentaires(7)

四季っぺ こんばんわやで

初朱川作品・・・
安定した文章で楽しめました。
想像力、イメージ喚起力も中々。

ほな、さいならやで~(^^)/~~~

おお、大阪弁~。(笑)

聖月さんはこれが初朱川作品だったんですね。
朱川さん、なかなかいいでしょう?
でも、この作品もいいんですけど、「都市伝説セピア」も読んで頂きたいですー。
それも短編集で、ええと、全部が全部絶賛というわけにはいかないんですけど
(そういう意味では、「花まんま」の方が完成度は上かも)
すごく好きな作品があるんですよ。ぜひぜひ。

ほんまは大阪弁で書こておもたのに、うまいこと大阪弁にならんかったわ。(笑)
ほな~。

四季さん、まいどどうも~。
私も大阪弁で行ってみようおもて
書いてみたんやけど~(笑)

『都市伝説セピア』いいですよねぇ。
朱川さんのイメージ=ノスタルジック
というイメージが最近固定されつつありますが
それだけが朱川さんじゃないねんで!
と言いたいですよね(笑)

12/22に『わくらば日記』という
新刊が出るみたいですよ♪

おおっ、かなめさんも大阪弁や~。
でも大阪弁で書くのて、結構難しいやんなあ。
アクセントが文字ではあらわせないせいもあるし、
「です」「ます」口調から、一気に砕けちゃうせいやと思うんやけど。

>それだけが朱川さんじゃないねんで!
ほんまほんま、そうやんね。
「都市伝説セピア」は、やっぱその辺りが絶妙やねんね。
「花まんま」「かたみ歌」しか読んでない人には、ぜひ読んで欲しい作品やわあ。

えっ、年末に新刊が! 知らんかった。早速リクエスト入れなあかんね。
「砂漠」もどうやら順番が回ってきたようで、楽しみなんよ~。

と、なんとか大阪弁で書きとおしてみたんやけど~。
ネイティブやないし、なんやどこか怪しげやわあ。(笑)

TBさしてもらいました。大阪弁やったらまかしといてください。(笑)四季さんなんか微妙に京都弁入ってません?姫野さんの小説みたいですやん。
いやあ大阪のええとこ悪いとこ、空気で伝えてくれるいい本でしたわ。私もツトムおっちゃんが大好きです、いそうやもん、女も3人ともいそういそう。大阪やったらあってもおかしないで、なオチですもんね。
・・なんか意識して大阪弁書くと変になりますなあ。気持ちわかってきました。(笑)ほな~

うわ、失敗。2つもコメントしちゃいました。しかもあほなコメントやのに~(恥)すんません、いっこけしといてください。

ほんまや、今読み返してみると微妙に京都弁ぽいですね。(笑)
いやー、書いてるうちによう分からんようになってしもて。
以前有栖川さんの講演会に行った時に、有栖川さんも言うてはったんですよ。
文字にすると物足りなくなって、だんだん普段自分が使わないような大阪弁にしたくなるって。
そしてつい「でんがな」「まんがな」を書きそうになったとか… そ、それは似合わない…(笑)

ツトムおっちゃんいいですよねー。そもそも「おっちゃん」という言葉のニュアンスも
大阪弁を知らない人には伝わりにくいかもしれないけど、いいですよね。
うんうん、女3人もいかにもいそうやし! あのオチも大好き~。
こちらからもTBさせて頂きますね。ほなね~。(笑)

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