「子どもの本を読む」河合隼雄

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臨床心理学者であり、心理療法家でもあった河合隼雄さんの児童書解説本。以前、「ファンタジーを読む」を読んだ時から(感想) 読みたかった本です。でも「ファンタジーを読む」で紹介されてる作品は結構読んでたから良かったんですけど、こちらは読んでない本も沢山。河合隼雄さんの考察は素晴らしいと思うんだけど、あらすじを最初から最後までとても丁寧に紹介される方なので、それだけですっかり読んだ気になってしまうのだけが難点なんですよね。それにやっぱり自分が知ってる本について読む方が面白いし、中に紹介されてる作品を先に読んでからにしようかな、なんて思ってたんですが。
とりあえず「飛ぶ教室」なら読んでるから、ちょっと読んでみよう... なんて思ったら! 止まらなくなっちゃいました。ケストナーの「飛ぶ教室」は私も子供の頃から大好きで、何度も何度も読んでる作品なんですけど、河合隼雄さんの文章や引用文を読んでるだけで、もう泣きそうになっちゃって(^^;。
それにリンドグレーンのピッピシリーズの章も良かったし~。でも「長くつしたのピッピ」が、「あしながおじさん」に触発されて出来た作品とは知らなかったです。リンドグレーンの母国語のスウェーデン語だと、「長くつしたのピッピ」は「Pippi Langstrump」で、「あしながおじさん」は「Pappa Langben」なんですって。そっくり! 英語の「Pippi Longstocking」と「Daddy-Long-Legs」ならピンとくるのかもしれないけど(私はこなかった)、日本語じゃあちょっと分からないですよね。そうなんだー、面白ーい。
紹介されている作品は、「飛ぶ教室」(ケストナー)、「まぼろしの小さい犬」(ピアス)、「思い出のマーニー」(ロビンソン)、「ぼんぼん」「兄貴」「おれたちのおふくろ」(今江祥智)、「ヒルベルという子がいた」(ヘルトリング)、「長くつ下のピッピ」「ピッピ船にのる」「ピッピ南の島へ」(リンドグレーン)、「ねずみ女房」(ゴッデン)、「ふたりのひみつ」(ボーゲル)、「つみつみニャー」(長新太)、「首のないキューピッド」(スナイダー)、「砦」(ハンター)、「わたしが妹だったとき」(佐野洋子)。私が読んでいたのは、恥ずかしながら「飛ぶ教室」と「ピッピ」だけ。「まぼろしの小さい犬」や「ねずみ女房」も読んでみたいな。(講談社+α文庫)


+既読の河合隼雄作品の感想+
「猫だましい」「ファンタジーを読む」河合隼雄
「子どもの本を読む」河合隼雄

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