「南総里見八犬伝」全4巻 滝沢馬琴(浜たかや編)

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滝沢馬琴による「南総里見八犬伝」を、浜たかやさんが児童書用に編集したもの。山本タカトさんの表紙絵に惹かれて、ずっと読んでみたかったんですけど、お正月にテレビドラマを見て、いてもたってもいられず読んでしまいましたー。1巻は「妖刀村雨丸」、2巻は「五犬士走る」、3巻は「妖婦三人」、4巻は「八百比丘尼」。

こうやって並べると凄いですね、壮観。実際に手に取ってみても、やはりこの表紙は美しかったです~。表紙だけでなく挿絵も山本タカトさんで、随所に登場人物画が挿入されているのが、またイメージを掴み易くていいんです。
私は子供の頃に他のリライト版を読んだだけで、原作の現代語訳なんてものは読んでないので、他のリライト版に比べてこれがどの程度のレベルなのか良く分からないんですが、解説によると、原作を六分の一から七分の一ほどに縮めてあり、後半部分はかなり思い切って割愛、ストーリーを単純で分かりやすくして、約400人と言われる登場人物も大幅に整理したのだそう。数多い敵役を整理して籠山逸東太に兼ねさせたり、原作にはいない人物を作り出したり、最後の決戦に犬江親兵衛を登場させるなど、エピソードを変えた部分も多々あるのだそうです。でもそういう違いがあっても、読み手がきちんと認識していればいいことですしね。(読者が必ず解説を読むとは限らないけど) おそらく八剣士や他の登場人物たちのそれぞれの性格も、原作よりも分かりやすく強調されているんでしょうね。正義の味方も悪役もそれぞれに個性的で、すごく楽しかったし面白かった! 児童書なので、さすがに字は大きいんですが、これは入門編にぴったりかと。という私もいずれは岩波文庫から出ている全10巻の現代語訳を読破したいなと思ってるのですが、この4冊で一通り満足してしまったので、ちょっと先の話になりそうです。(^^ゞ (偕成社)

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四季さんが書かれた記事、Ciel Bleu : 「南総里見八犬伝」滝沢馬琴(浜た... » Lire la suite

Commentaires(7)

うわ~~!壮観ですね。艶やかです。
ぞくぞくします~♪
四季さんと一緒に私も読もうかしら。
私は、子供の時、少年少女の全集の一冊で読んだので、そんなに詳しくなかったです。
私はNHKの「新八犬伝」の刷り込みが強いので(笑)、これもすごい長く続いてて、あちこち話が膨らんでいたように記憶しています。
検索してみたら、もうほとんどのマスター、破棄されてるんだって。(ショ~ック) ナレーションが坂本九ちゃんだったって事も思い出しました。
私の記憶では、TVは剣士が仲間を探しに琉球までいってるんですよ~。ホント長くだらだら続いてたから(笑)。でも面白かった。
今思えば、、四季さんも書かれてますが、原作自体が、実は長いのですね。。登場人物400人・・・・(絶句)

四季さん、こんにちは♪
わー!やっぱり全四巻並べると素敵ですね☆
随所に登場人物画が挿入されているなら、表紙だけでなく、中も見てみたくなりますね(*´Д`)
原作では400人(!)の登場人物ということですが、四季さんが読まれたコチラの浜たかやさん編集の八犬伝ではどれくらいの登場人物がいたのでしょうか?100人くらいでも相当の人数ですよね!
岩波文庫全10巻は私も読んでみたいと思っているのですが、私もちょっと先になりそうです~。
それまでは積んである本を少しずつ消化していかなければ!

>ワルツさん
4冊並べると、さすがにすごいですよね。(笑)
でもほんと読みやすくて面白かったので、ワルツさんもぜひご一緒に~♪
浜たかやさんによる解説が、またちょっと面白いんですよ。
大なり小なり八犬伝の影響を受けていると思われる現代の作品が挙げられてるんですが
その中に「ぼく地球」も入ってるんです。へえええ~~でした。(笑)
直接影響を受けてないとしても、影響を受けた作品の影響を受けたり、そのまた… だったり
そういう意味でも、「八犬伝」というのはすごい作品なんでしょうね。
ええっ、NHKの八犬伝は琉球まで行ってしまうんですか! それは凄い。(驚)
でも既にマスターが破棄されてるんですか。それは残念…
昔は今よりもVTRも高価だったというし、仕方ないんでしょうけど… 勿体ないですね。
NHKの少年ドラマシリーズにもいくつか見たいのがあるんですけど、きっとないんだろうな…

>みらくるさん
中の絵はさすがに白黒なんですけどね。
正義の味方は美男美女揃いで、怖い女性はまるで妖怪のようです。(笑)
登場人物が多いと、途中で混乱して巻頭の登場人物紹介を何度も見ることってありますよね?
この本を作った方はそういうのをよく心得てらっしゃるようで、なんだか可笑しかったです。
でも凄いですよねえ、400人。「屍鬼」で300人でしたっけ? あれより多いんですから!
あ、こちらの4冊では、それほど多くないと思います。100人もいるのかどうか…
籠山逸東太は、一体何人分を兼ねてるんでしょうね?(笑)

岩波文庫全10巻、やっぱり読みたいですよね。
でも結構大変そうでもあるので、先に何かリライト版を先に読んでおくと良さそうです。
みらくるさんが挙げてらした本も、どれか読んでみたいです♪

こんばんは。
この表紙、素晴らしいですね!
八犬伝って錦絵の頃からすごいものがたくさんありますね。
http://www.city.tateyama.chiba.jp/satomi/bijutukan/bijutu.html

八犬伝は視覚的なイメージを強く喚起する何かがあるみたい。

検索してみると、八犬伝は、ネット上の情報がすさまじく充実してますね。ほとんど八犬伝エンサイクロペディア。すごい!

ちょっとミニリンク集(笑)

・「南総里見八犬伝」白龍亭
http://www.mars.dti.ne.jp/~opaku/hakken/menu.html
…これはもう公式サイトといっていいんじゃないでしょうか。
八犬伝をネタに、こんなにバランスがよくて、マニアックにへんすることのないサイトが作れるというのは、ほんとにすごい。英語版もあります!

・ようこそデジタル美術館へ
http://www.city.tateyama.chiba.jp/satomi/bijutukan/bijutu.html
…これはさっきの錦絵八犬伝。幕末に充実してます。八犬伝は明治維新の予言書とも言われますが、これを見るとその感じがよくわかります。

・新八犬伝をもう一度見ようよ!
http://homepage2.nifty.com/starship/
…NHK連続人形劇「新八犬伝」をたたえるサイト。NHKはテープを破棄していて、全464話中、わずか三話が個人所蔵で残るのみ。
映画もそうですが、日本人って著作権コンテンツでもうけるのがすごくヘタだ(涙

・ふみくら
http://www.fumikura.net/index.php
…テキストはここに。馬琴の原作をはじめ、派生した作品もいっぱい。版本欲しい…。カルトクイズ付き!

すいません、トラックバックいっぱい飛びました(;・∀・)

そういえばコメントを書いてるとき、ちょっとしたMTのバグを発見。

URLをコメント書き込み欄に記述すると、投稿後の表示ではURLのリンクもつきますが、
「投稿」する前にいったん「確認」ボタンを押すと、コメント書き込み欄にはAリンクも書き込まれます。

そこから「投稿」すると、タグがあるということで、エラー表示にされてしまいます。
MTが勝手に付けたタグなのに~!
ブラウザの戻るボタンで戻ると、書いたコメントが消えてなくて、よかったです(´ー`)

overQさん、こんにちは!
うわあ、すごいリンク集になってますね。
ざっと見てみましたが、しっかりしたサイトが多くてすごく面白そう。
デジタル美術館も美しくて、見入ってしまいそうです~。
というか、後でぜひ見入りたいです。(笑)
それにNHKの人形劇は見てなかったので、辻村ジュサブローの人形が見れたのも嬉しい~。
教えて下さって、ありがとうございます!
こういうサイトを見てると、八犬伝の沼にずぶずぶとはまりこんでしまいそう…
岩波の全10巻はもちろん、他の版も色々と読んでみたくなっちゃいますね。

うひゃっ、そんなバグがありましたか。>MT
コメント欄にリンクを入れるのは、以前私もやったことあったと思ったんですけど
その時もエラー表示されてたのかしら…(覚えてない←ダメダメ)
戻るボタンで戻っても消えてなくて本当に良かったです!
何かパッチを当てるとかできるのかな。調べてみますね。

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