「黒龍とお茶を」R.A.マカヴォイ

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娘のエリザベスに急に呼び出され、ニューヨークからサンフランシスコへとやって来たマーサは、エリザベスが予約した高級ホテルに泊まりながらも、娘となかなか連絡がつかずに困惑していました。そして話し相手もいないマーサに、ホテルのバーテンダーが紹介したのは、メイランド・ロングという初老の紳士。ロング氏はこのジェイムズ・ヘラルド・ホテルに住んでおり、古いバラッドに詳しく、自分の耳でいにしえの吟遊詩人から直接聞いてきたような話し振りをする不思議な男性。2人は早速意気投合して、住所も職場も分からないエリザベスの行方を一緒に探すことになるのですが...。

ハヤカワ文庫FTなので、一応ジャンルとしてはファンタジーなんでしょうけど... 確かに「龍」という存在があるから、ジャンル分けをすればファンタジーになるんでしょうけど、話の展開としては、むしろサスペンスもしくはミステリ。現代のサンフランシスコを舞台にした、コンピューター犯罪小説でもあります。そしてほんのりとラブ・ロマンス。すごく可愛くて素敵な話でした!
時々普通の人間とはちょーっと違う雰囲気も醸し出してるロング氏も素敵だし、このロング氏とマーサの会話も、とっても小粋でお洒落。そのままヨーロッパ映画にしてしまいたくなるぐらい。若い2人が頑張るという話もいいけど、こんな風に、いい具合に肩から力が抜けた大人の年代の話も楽しいです~。大人のためのファンタジーといった感じですね。ゆっくりお茶でも楽しみながら読みたい1冊。本国では続編もあるようなんですが、訳されないのでしょうか。こちらもぜひ読んでみたいです。(ハヤカワタジー文庫FT)


+既読のR.A.マカヴォイ作品の感想+
「黒龍とお茶を」R.A.マカヴォイ
「ダミアーノ」「サーラ」「ラファエル」R.A.マカヴォイ

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Commentaires(8)

何よりも好きな一冊です。
ふと見かけて嬉しくてTBさせて下さい。m(_ _)m

Dさん、はじめまして!
ほんと素敵な作品でしたよね。TBありがとうございます。
早速エントリを拝見しに伺いますね♪

わざわざご確認有難うございます♪
本当にこの作品はネット上でも感想を見かけることがなくて、同士を見つけられるだけでも感動ひとしおです。(*ノノ)
「魔法の歌」とかならメジャーですのにね。^^;
続編翻訳を期待しております…♪

「魔法の歌」は、あれはあれでいいんですけど
でもどちらが好きかと言われれば、断然こちらです♪
続編を翻訳して欲しいですよねえ。私も原書、買っちゃおうかしら?!
…と思ったら、現在品切れ中ですって。

わざわざだなんてとんでもないです!
他のところも色々拝見させて頂きました~(^^)。

初めまして。
私はブログでレビューを書き始めたところですが、この本をいまでも読んでらっしゃる人がいるとは♪
ずいぶん昔に買った本ですが、いまでも大好きで読み返しています。

トラックバックを送らせていただきましたので、よろしければご確認ください。

楓さん、はじめまして! コメントとTBありがとうございます。
この本がお好きな方は、結構いらっしゃるようですね。
という私はつい最近まで知らなかったんですけど、今年になっていきなり
ハヤカワ文庫FTの読書マラソン(笑)を始めてしまって、その中で出会った本なんです。
初期のFTには子供向けのファンタジーも多くて、時々少し疲れるんですが、
そういう中でこういう作品に出会えると、ものすごーく嬉しくなってしまいます。
ほんと可愛い作品ですねー。大好きです♪

四季さん、こんばんはー。
トラバを頂いてから、ずいぶん時間が経ってしまったせいか、今回はトラバ不成功でした。涙

「魔法の歌」も読んでみようかなー、と思ってたんですが、四季さんはこちらの方がお好みなんですね。
しかし、クレストブックと言い、こちらも読書マラソンで読破されてたんですね、流石!笑

つなさん、こんにちはー。
あらら、こちらのブログにもトラバできなくなってましたか。
それは残念。でも試してみて下さってありがとうございます。^^

あ、ハヤカワ文庫FTも読破を目指してたんですけど
入手しにくいこともあって、その後、途中で止まってしまってます…
そうこうしてるうちにすっかり他に目移りしてしまったり。(笑)
クレストブックスも、ちょっと気を抜くと、また止まってたりしますしねえ。
実は目移りが多くて多くて。困ったものです。
ま、それも読書にはつきものだとは思うのですが~。(笑)

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