「妖精の王国」ディ・キャンプ&プラット
Catégories:
2006年
/
ファンタジー(翻訳)
[amazon]
第二次世界大戦が勃発。頭に爆弾の破片を受けたアメリカ人外交官・バーバーは、イギリスの田舎町で養生中。しかし世話になっている家の奥さんが妖精のために裏口に置いておいた牛乳をこっそり飲んでしまったことから、取り替え子として妖精の国へ連れ去られ...。
行った先の妖精の王国にいるのが、オベロンやタイタニア。シェイクスピアの「夏の夜の夢」を下敷きにしたファンタジー作品です。根っからの合理主義者だったはずのバーバーも、実際にその状況に身を置いてしまえば信じるより他はありません。妖精のために牛乳を置いておく風習からも分かるように、その妖精の王国での出来事にはイギリスやアイルランド辺りに伝わる伝説が色々取り入れられてて、時々ニヤリとできます。とは言っても、私には分かってないネタもいっぱいありそう。きっと詳しい人ほど楽しめるんでしょうね。
それにしてもこの話は一体何だったんでしょう... 夢物語? まるで「不思議の国のアリス」みたいな不条理な世界。終わりも呆気なくて、まさに一夜の夢というのにぴったりだったんですが...? シェイクスピアの作品の中で「夏の夜の夢」は好きな方なんですが、この作品はどうもまとまりが付かないまま終わってしまったという印象。ほんと舞台を借りただけって感じでした。(ハヤカワ文庫FT)
+既読のディ・キャンプ&プラット作品の感想+
「妖精の王国」ディ・キャンプ&プラット
「神々の角笛」「妖精郷の騎士」「鋼鉄城の勇士」「英雄たちの帰還」ディ・キャンプ&プラット
Trackbacks(0)
「妖精の王国」ディ・キャンプ&プラット へのトラックバック一覧:
URL TrackBack de cette note:
コメントする(要JavaScript)