「ウメ子」阿川佐和子

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第15回坪田譲治文学賞受賞受賞作だという、阿川佐和子さんの長編小説。中心となっているのは、みよちゃんとウメ子いう幼稚園児。読み始めた時は自叙伝なのかと思ったんですが、あとがきによるとフィクションなのだとのこと。
ある日新しく幼稚園にやって来たウメ子という女の子が個性的で楽しいんですが、いかんせん登場する園児たちがみんな揃って大人すぎ... 幼稚園児でも、集団の中に1人ぐらい年齢よりも大人びた子がいるというのは良くあることだと思うんですが、揃いも揃って幼稚園児とは思えないような子ばかりだとげんなりします。思考回路が論理的すぎるし、行動が首尾一貫しすぎてる! 作中でウメ子と「みよ」の書いた手紙にしても、全部ひらがなながらも、内容が大人すぎて違和感。丁寧に書かれた作品だとは思いますが、私にとってはリアリティゼロ。子供ならではの残酷さなんかも全然感じられなくて、むしろ「子供=天使」に近いかも。幼稚園時代なんて遥か彼方になっちゃった大人が、自分の子供時代の良い部分を思い出して微笑む夢物語という感じでした。(小学館文庫)

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