「金色の階段の彼方」ハネス・ボク

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仲間で騙されてフロリダ拘置所に入れられる羽目になったヒバートは、バークスという男の手引きで、同房のスカーラッチと一緒に脱走。3人はスカーラッチの情婦・カーロッタと共に、広い湿原に逃げ込みます。マングローブの藪を進んでいくうちに4人が辿り着いたのは、神殿のような石造りの建物の廃墟。その廃墟の奥にある池には、金色の光に包まれた目に見えない階段がありました。その階段を上った先は、異世界コーイア。そこは訪れた人間が、魂のままの真の姿に変身するという場所。そしてヒバートは、以前から夢に見続けてきた、白髪の賢そうな老人に出会うことに。

ハネス・ボクは、元々SF的な怪奇ファンタジーのイラストレーターなのだそう。さすがイラストレーターだけあって、異世界コーイアの色彩鮮やかな情景がとても美しいです。特に最後の狂気の密林での描写は、真に迫ってる! そんな情景が鮮やかに浮かんでくる作品は大好きなんですが...
肝心の主人公の相手役となる女性の造形が浅すぎてがっかり。こんな、相手の本質を見ようともしない傲慢な女性なんて放っておけばいいのに!って思っちゃいました。相手が絶世の美女なら、中身がどんな性格でも構わないのかしら! そして一旦そう思ってしまうと、どの人間もすごく底が浅く感じられてきちゃう。異世界の造形がとても素敵だっただけに、ものすごーく残念です。(ハヤカワ文庫FT)

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