「ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹」ジェフリー・ユージェニデス

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13歳だった末っ子のセシリアの自殺をきっかけに、自殺に魅入られ始めたリズボン家の姉妹たち。彼女たちが自殺したのは、6月のヘビトンボの季節のことでした。一体彼女たちに何があったのか...。

美しいリスボン家の姉妹たちに憧れていつも見つめていた「ぼくら」がまとめあげたという体裁の作品。実は以前、ほしおさなえさんの「ヘビイチゴサナトリウム」を読んだ時にこの作品のことが出てきて、それからずっと気になっていた作品なんです。なんとハヤカワepi文庫に入っていたとはー。
でも、あまり期待通りではなかったです...。どうにも読みにくくて堪りませんでした。もう本当にこの題名の通りの内容で、一種異様な雰囲気の中で、破滅に向かっていく姉妹たちが淡々と描かれていくんですが... 解説には70年代のアメリカを象徴しているようなことが書かれてたんですけど、その辺りも正直あまりピンと来なかったし...。この作品は映画にもなっているので、そちらを観た方が良かったのかも。
本当は彼女たちを守ろうとしていただけの母親が、結果的にここまで彼女たちを追い詰めてしまったというのが何とも...。反抗しようとしても、結局その呪縛に囚われてしまっていた彼女たち。育てられた歳月の重みを感じてしまいます。(ハヤカワepi文庫)

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Commentaires(2)

僕もこれ、なんかピンときませんでした。もっとファルス的な要素が強い、カフカ風な作品だと思っていたのですが、大ハズレ。
未読ですが、ユージェニデスの作品では『ミドルセックス』は面白そうなんですよね。

kazuouさんもピンときませんでしたか。
この本の訳者解説には、アメリカ人の友人2人が絶賛していて薦められたとあったんですけどねえ。
その後、映画を観た方からは、「インパクトも深みも無く、どちらかというと後味の悪い映画」という酷評が!

「ミドルセックス」は、ギリシャ系アメリカ移民と両性具有?! す、すごい。
それはちょっと読んでみたくなりますね。面白そう。

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