「彩雲国物語 藍より出でて青」雪乃紗衣

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彩雲国シリーズ10冊目! 読むのがすっかり遅くなっちゃいましたが、それはなんとサイン本を頂いていたため!
Uさん、いつも本当にありがとうございます。
この「藍より出でて青」は「朱にまじわれば紅」」以来の外伝で、「王都上陸! 龍蓮台風(タイフーン)」「初恋成就大奔走!」「心の友へ藍を込めて-龍蓮的州都の歩き方」「夢は現(うつつ)に降りつもり」の4編が収められています。「藍より~」という題名の通り、龍蓮がかなり前面に出てきていて嬉しい♪ そして今回も笑えるポイント満載でした。(これも笑いの文学ダ!)

そして龍蓮が前面に出てきてるのは、「王都上陸! 龍蓮台風」と「心の友へ藍を込めて-龍蓮的州都の歩き方」の2編。
「王都上陸! 龍蓮台風」は、国試最終筆記試験・会試を受けて、及第発表を待つ間のお話。当然といえば当然ですが、この時から龍蓮は龍蓮だったんですね。秀麗と影月はもちろん、同じ時に試験を受けた人たちも可哀想に... とは言っても、これだけの騒ぎになってもまだ黄奇人や紅黎深の時には及ばないというのが凄まじいです。
そしてここで改めて気付いたのは、楸瑛が龍蓮のお兄さんだということ! いや、一応そうだとは知ってたんですけど... 藍家のこと、龍蓮という存在のことなど、これまであまり語られていなかったこともふんだんに盛り込まれていて、本編を補う意味でも重要な1作かと。それに、龍蓮が横笛で日々の糧を稼いでいたというのは、ある意味予想通りなんですけど(笑)、まさかそれ以外にも驚くべき特技があったとは...。(胡蝶姐さん、相変わらず素敵♪)
一方、「心の友へ藍を込めて-龍蓮的州都の歩き方」は、秀麗が茶州を去ることが決まった後のお話。久しぶりの連休に、せっかくだから茶州の郷土料理を覚えようと考える秀麗。凛や香鈴らと共に沢山お料理をして知り合いをみんな招こうと考えるのですが、その材料買出しついでの景勝地観光を龍蓮に任せたばっかりに... というお話です。可笑しくて笑えるんですが、ようやく「黎深にとっての邵可」を手に入れた龍蓮の気持ちがとても良く伝わってくる作品でもあります。影月が龍蓮のことを指して言った言葉がすごく良かったな。ちなみに、この日の静蘭と燕青は背中に哀愁を漂わせてました。(笑)

そして「初恋成就大奔走!」は、春姫と茶克洵が中心となるお話で(春姫の受け応えが可笑しすぎる~)、柴凛たちカップルのエピソードも楽しめます。最後の「夢は現に降りつもり」は、王様の回想。ここに書かれた王様の想いもそうなんですけど、他の短編にも次回以降に繋がってきそうな伏線が色々と仕込まれていて、次の王都編が一体どんな展開になるのか楽しみです。(角川ルビー文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「彩雲国物語 はじまりの風は紅く」「彩雲国物語 黄金の約束」雪野紗衣
「彩雲国物語 花は紫宮に咲く」雪乃紗衣
「彩雲国物語 想いは遙かなる茶都へ」雪乃紗衣
「彩雲国物語 漆黒の月の宴」雪乃紗衣
「彩雲国物語 朱にまじわれば紅」雪乃紗衣
「彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計」雪乃紗衣
「彩雲国物語 心は藍よりも深く」雪乃彩衣
「彩雲国物語 光降る碧の大地」雪乃紗衣
「彩雲国物語 藍より出でて青」雪乃紗衣
「彩雲国物語 紅梅は夜に香る」雪乃紗衣

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