「オアシス」竹内真

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オアシスが家に来たのは、丁度「ぼく」が生まれた日のこと。天気の良い日曜日、いつものように散歩に出かけていた「ばあちゃん」が公園のベンチに腰掛けて日向ぼっこと読書を楽しんでいると、か細く消え入りそうな声がミーミーと聞こえてきたのです。「ばあちゃん」があたりを見回してみると、ベンチの下にタオルの敷かれた木箱があり、その中にはまだ目も開いていないような子犬が震えていました。その犬にはオアシスという名前がつけられ、ぼくと一緒に育てられることに。

ボーダーコリーのオアシスと「ぼく」、そして「ばあちゃん」の物語。読み始めた時は、竹内さん自伝かと思ったぐらい、オアシスを中心とした家族への愛情がしみじみと伝わってくる作品。「ぼく」の両親も出てくるんですけど、こちらはあまり存在感がなくて、その分「ばあちゃん」の存在感がたっぷりです。年をとったらこうなりたいと憧れてしまうような、素敵な「ばあちゃん」。おばあちゃん子だったという友達がしてた色々な話を、ついつい思い出してしまいました。中には悲しい出来事もあるんですけど、でも最後の最後まで爽やかに読ませてくれるのが、また竹内真さんらしいところ。
この家の「じいさん」は、やっぱりあの「じーさん」なのかな? そういえば、「じーさん」が犬を散歩させてたこともありましたよね。この作品では、なかなかオアシスが懐かなくて困っていましたが。(笑) そしてはた万次郎さんの描かれているオアシスのイラストがまた可愛いのです~。もうこの雰囲気にぴったり。うちに以前いた犬が無性に懐かしくなっちゃう1冊でした。(うちの犬は、オアシスみたいに賢くはなかったですけどね...) (ヴィレッジブックスedge)


+既読の竹内真作品の感想+
「図書館の水脈」竹内真
「真夏の島の夢」竹内真
「じーさん武勇伝」竹内真
「自転車少年記」竹内真
「笑うカドには お笑い巡礼マルコポーロ」竹内真
「オアシス」竹内真
「ワンダー・ドッグ」竹内真
「ビールボーイズ」竹内真
「シチュエーションパズルの攻防」竹内真
Livreに「粗忽拳銃」「カレーライフ」「風に桜の舞う道で」の感想があります)

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 オアシスはぼくが生まれた日にばあちゃんが連れてきた犬。雑種犬ではあるが、ボーダーコリーの血を受け継いでいるらしい。オアシスの趣味は、散歩の途中でものを拾ってく... » Lire la suite

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