「レディ・ガンナーと二人の皇子」上中下 茅田砂胡

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フロレンティア滞在中にエルディア国王の訃報を聞いたキャサリンは、父・エリオット卿と共にエルディアへ。しかしキャサリンは、初めて知ったエルディアの特殊なしきたりに驚かされます。必ず直系男子が王位を継がなければならないとされているこの国では、息子がいることが国王となる大きな条件。そのため皇太子が16歳になると、妃八家と呼ばれる8つの有力貴族の家から娘たちが側室に送り込まれ、現在まだ独身の20代の皇太子にも、12歳の息子が既に5人いました。先にできた5人の息子たちが次期皇太子となる権利を持ち、新国王が即位する時に次期皇太子が定められ、国王はその息子の母親と結婚するのです。一方、エルディア有数の漁港・エルラドの魚河岸の一角の食堂では、ケイティとダムー、ベラフォードの目の前でヴィンセントが攫われて...。

上下巻になる予定が上中下巻になって、結局完結まで2年も待たされてしまいましたー。上巻を買ったのは丁度2年も前ですよっ。前はあんなに好きだった茅田砂胡さんなんですけど、なんとか読み続けてるのはこのシリーズぐらいですね。それもここまで待たされると、もういいかなって気にもなってきますが...。そもそも「デルフィニア戦記」が大大大好きだったのに、「暁の天使たち」以降はどうもダメ。作者だったら何をやっても ok なのか的なキャラ遊びがイヤになってしまって、続く「クラッシュ・ブレイズ」のシリーズも全然読んでないし。それでも「デルフィニア戦記」の外伝「大鷲の誓い」は、つい買ってしまったんですが... 読みたいんだけど、読むのが怖い。(笑)
さて、このレディ・ガンナーのシリーズも4作目。今回も相変わらずのドタバタぶりが楽しかったです。キャサリンや異種人類の仲間たちの活躍が、最早無敵すぎる気はするんですけど、でもやっぱり読んでて爽快。そして今回は、初登場のギデオン伯爵や鷲のドーザがかっこよかったです。王家の奇妙なしきたりに関しても面白かったですし... 実の親に役立たずと判断されてしまった息子や娘たちが哀れではありましたが。(でもやっぱり女性は強いなー というか男性は脆いなー)
キャサリンの国バナディスのイメージはイギリス。次に行ったゲルスタンはドイツ、ローム王国はイタリア、そして今回のエルディアのイメージはスペイン。次々に違う国がモデルとなっているらしいところも、このシリーズのお楽しみの1つです。(角川スニーカー文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「レディ・ガンナーの冒険」「レディ・ガンナーの大追跡」「レディ・ガンナーと宝石泥棒」......ブログには感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「レディ・ガンナーと二人の皇子」上中下 茅田砂胡

+既読の茅田砂胡作品の感想+
「大鷲の誓い」茅田砂胡
Livreに「デルフィニア戦記」「桐原家の人々」「スカーレット・ウィザード」の感想があります)

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Commentaires(2)

茅田さんの文章はかなりさっぱりとしていると記憶しているのですが、今はどうなんですか?
書きたい事がたくさんある作家さんなんで、ある程度シリーズがまとまった時に一気読みするようにしてますが、このシリーズ、読むべきですか?

読むべきかどうか、微妙なところですね。
私の中では、「デルフィニア戦記」がダントツで、「スカーレット・ウィザード」、「桐原家の人々」と続くんですが
このシリーズは、「桐原家の人々」と同じぐらいのレベルか… うーん、こっちの方が下かも。
悪くはないんですけど、決め手がないんですよねえ。
茅田さんらしく、話はしっかりしてるし、文章も読みやすいんですけど、キャラ読みできるほどではなく。
なーんて書いてると、読まなくてもいいってことなのかもしれませんねえ。(あらら)

それより、彩雲国物語、読みませんか~? 十二国記ばりに面白いです!
奥様とお嬢様も一緒に楽しめるかと~♪

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