「魔法半分」「魔法の湖」エドワード・イーガー

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いつものように4人だけで夏休みを過ごしていた、ジェーン、マーク、キャサリン、マーサ4人の子供たち。お父さんは既に亡く、お母さんは新聞社に勤めていて忙しいので、いつもビックさんという女性が家に来て4人の面倒を見ることになっているのですが、ビックさんは4人をどこかへ連れて行こうなどと考えるような人ではないのです。あんまり何も起こらないことにうんざりしたジェーンが、「いっそのこと火事でもあればいいのに」と大声で叫んだ時、4人の耳に聞こえてきたのは、消防自動車のサイレンの音で...。

ハヤカワepi文庫に浮気してたり、図書館の予約本が回ってきたりして、1ヶ月ぶりのハヤカワ文庫FT。今年は主に通し番号で100番までを読もうと思ってるんですけど(現在通し番号は414番まで)、まだ半分ちょっと。この辺りは絶版本ばかりで、読むよりも入手するのが大変なんですよね。「魔法の湖」も、amazonには既に情報もない状態だし。
さて「魔法半分」は、魔法のコインを拾った4人の子供たちが巻き起こす騒動の物語。E.ネズビットの大ファンだという4人の子供たちの冒険は、そのまんまネズビットの「砂の妖精」みたい。冒険をするのが4人の兄弟姉妹という部分も、伝統的なファンタジーの形式を受け継いでるんですね。(男女2人ずつではないですが) もちろん、魔法が使えるようになるとは言っても簡単に上手くいくわけはなくて、魔法のコインが叶えてくれるのが、願った事の半分だけというのが、とても面白いんです。家に帰りたいと願ったお母さんは、気がつけば帰り道の途中に立ってるし、猫のキャリーは「アタシニャー、オニェガイ、ソトヘ、ニャク」なんて人間と猫の言葉が混ざってるような状態。マークが願った「無人島に行きたい!」に至っては、「無人」だけが叶って、「島」は叶っていない状態。結局みんながいたのは、無人の砂漠。(笑)
「半分の魔法」を使いこなすためには、本来の願い事の2倍お願いしなくちゃいけなくて、これがすごく面白いところ。それにこういった子供たちだけの魔法の冒険に、実の母親といった身近な大人が引きずり込まれてしまうのも、実はかなり珍しいのでは...。実は結構斬新な作品なんですね。(作品自体は既に古いんですが)
そして「魔法の湖」は、「魔法半分」の冒険から3週間後、家族で湖の畔の山荘に旅行した時の話。こっちは「魔法半分」みたいな斬新な部分はあまりなくて、むしろ3つの願い事に失敗してしまうおとぎ話のパターンのような感じ...。相変わらず楽しかったけど、「魔法半分」の方が私は好きでした。(ハヤカワ文庫FT)

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Commentaires(4)

『魔法半分』!
これ、僕も大好きでした。「半分の魔法」っていうのが、ユニークで楽しいですよね。たしかにネズビットに近い感じの作品でした。後半けっこう安易な展開だったような気もしますが。
続編の『魔法の湖』の方は、本が手に入らなかったので、実は未読だったりします。『魔法半分』よりはおちるみたいだと知って安心しました(笑)。

可愛いお話ですね~。ほんと「半分の魔法」というのがアイディア!!
確かに終盤ちょっとバタバタになってしまったのが勿体なかった気もしますけど、楽しかったです~。
あ、「魔法の湖」は未読でしたか。そうなんですよ、私はこっちの方が落ちると思ってます。
湖の描写とかは、ちょっと楽しかったんですが、やっぱり「半分の魔法」みたいな楽しいアイディアがなかったのが、ちょっと、ね。
あ、でも、いつか見つけたら、またぜひ読んでみてくださいね(^^)。

「魔法半分」かぁ。
懐かしいですね。
俺が読んだのは大学生の頃だったかな?
大学図書館の蔵書にあったのを見つけ、次の講義を自主休講して読んだ事を覚えてますが、話自体はあんまり覚えてない。
乱読してたからかな?

おお、スティングレイさんも読まれてましたか。
自主休講したということは、きっと面白かったんでしょうねー。
話自体を覚えてなくても、題名は覚えてるわけですし!
いやあ、私もこうやって記録をつけてなかったら、きっと覚えてられないですよ。
いちいち感想をつけていくのって結構大変なんですけど(その分、もっと読めそう・笑)
サイトのおかげで、ここ6年ほどの間に読んだ本はバッチリです。(笑)

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