「大鷲の誓い」茅田砂胡

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ナシアスとバルロが出会ったのは、まだ2人とも叙勲前の騎士見習いの時。デルフィニアの騎士団たちの対抗試合で勝者となったナシアスに、まだ10代始めだったバルロが挑んだのです。勝負はあっという間につきます。そして叩き落された剣を拾おうともせずに背を向けたバルロに対して、礼を逸していることを指摘するナシアス。格式高い家柄と影響力から第二の王家とも言われる大貴族・サヴォア公爵家の1人息子であるバルロは、サヴォアの名にも家格にも左右されないナシアスに興味を抱きます。

デルフィニア戦記外伝、ナシアスとバルロの出会いの物語。「デルフィニア戦記」はあれだけ好きだったのに、「暁の天使たち」以降の、オールスター勢ぞろい内輪受け大会的な雰囲気に馴染めなくて、このシリーズはもういいやーと思っていた私。この外伝も、もしやオールスター隠し芸大会になっちゃうんじゃないかと心配で、なかなか読めなかったんですが... これはなかなか良かったです。(ほっ)
中心となるのはナシアスとバルロ。ウォルはほとんど登場しないし、リィに至っては名前だけ。でもかつての「デルフィニア戦記」の空気がたっぷりでした~。ルゥのことは元々そんなに好きじゃなかったんですけど、もしかしたらリィもシェラもどうでも良かったのかしら? だから「暁の天使たち」以降、楽しめなかったのかも? もしかしたら、私はナシアスさえいてくれれば、それでいいのかも? なんて思ったりもしたんですが(笑)、少年時代のナシアスとバルロの出会いとかやり取りが良かったです。2人の出会いがこの年齢、このタイミングでなければ、その後の友情はあり得なかったんでしょうね~。
その後の本編とも重なる時期のエピソードに関しては、個人的にはなくても良かったかなって感じなんですが、本編を楽しんだ人ならニヤリとできるでしょうね。とにかく懐かしかったです♪ (中央公論社C★NOVELS)


+シリーズ既刊の感想+
「大鷲の誓い」茅田砂胡
Livreに「王女グリンダ」「デルフィニア戦記」シリーズの感想があります)

+既読の茅田砂胡作品の感想+
「レディ・ガンナーと二人の皇子」上中下 茅田砂胡
Livreに「レディ・ガンナー」「桐原家の人々」「スカーレット・ウィザード」の感想があります)

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