「外人のTOKYO暮らし」青山南

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カリブ海の西インド諸島出身の黒人モデル、西荻窪の古本屋店主、ボート・ピープルとしてベトナムを出国し、今はベトナム料理店経営者の女性など、東京で暮らす外国人15人に青山南さんがインタビュー。東京にいる外国人を取材するという上で、青山南さんがつけた条件は、フリーランサーであり、30~40代だということ。それは会社に言われて来てるのではなく、自分の意思で東京にいるということ。そして自分なりの人生観を作り始めた年齢だということ。若いと、「夢」ばかり聞かされそうだから。

これらの人々に取材したのは1987年から2年間。日本が丁度バブル景気だった頃で、彼らが経済的にも稼ぎやすかった時期なんですよね。それからバブルも弾けて暮らしにくくなって、彼らのうち半分はもう日本にはいないとのこと。
そんな風に、自分たちの嗅覚に従って、暮らしやすい国に気軽に移っていく人々のフットワークの軽さが羨ましくなってしまうのだけど... そういうのって隣の芝生が青く見えるだけなのかな。1つの国に落ち着く幸せと、気軽に移動できる幸せがありますよね。でも日本語が母国語の人にとっては、日本の外に出たら即外国語に取り囲まれてしまうわけだけど、例えば英語圏の人だったら、気軽に行ける範囲が広いわけで。やっぱり条件が違うよね、と思っちゃう。外国で暮らしてみたいと思いつつ日本に居続けてるのは、結局、ただ単に自分の行動力と決断力がないだけなんですが。
...でも、まあこれも悪くなかったんですけど、やっぱり本関係のエッセイの方が面白いです。(朝日文庫)


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