「気になる言葉、気が散る日々」青山南

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「ピーターとペーターの狭間で」(感想)、「翻訳家という楽天家たち」(感想)と同じように、本の雑誌社に掲載された翻訳にまつわるエッセイを1冊の本にまとめたものです。
「ピーターとペーターの狭間で」では純粋に翻訳秘話みたいな部分が面白かったし、「翻訳家という楽天家たち」では、もう少し範囲を広げた翻訳や読書周辺のあれこれが面白かったんですが、今回はまた一段と範囲が広がってたかな? 読みたい本が色々出てきちゃいました。100文字でのねあ。さんが、たらいまわし企画第23回「笑う門には福来たる! "笑"の文学」(記事)で出してらして気になってた「新明解国語辞典」がここでも登場していて、あんまり可笑しいので、ついついポチッとしちゃったし、この本の後に文藝春秋から訳が出たという「ジ・オフィシャル・ポリティカリー・コレクト・ディクショナリー・アンド・ハンドブック」とか... これは邦題が分からないんだけど、 「当世アメリカ・タブー語事典―多文化アメリカと付き合うための英語ユーモア・ブック。」かな?(違うかも)  あと、青山南さんが同じ翻訳家としてヒロインに共感させられてしまったという、多和田葉子さんの「アルファベットの傷口」! これが読みたい。(でもamazonで酷評されててびっくり) それから「頭の中の涼しい風」の章で、本の荷造りで書架があいてくるのを見て青山さんが思い出したという、「ジッドの日記」。その中で、ジッドも本の荷造りをしていて、だんだん書架があいてくるのを「頭の中を涼しい風が通る」ようだと表現してるんですって。これが気になります。(でも全5巻で31,500円なんて本なのね。凄そう...)
あと面白かったのは、本の裏表紙のバーコードとの闘いを続ける絵本作家・レイン・スミスのエピソード。バーコードの存在が許せないレイン・スミスが、バーコードを逆手にとって色々工夫しちゃうのが楽しい~。あとはやっぱり青山さんの文章ですね。ふとした拍子に素顔が出てくるって感じですごく好きです。(本の雑誌社)


+既読の青山南作品の感想+
「翻訳家という楽天家たち」青山南
「ピーターとペーターの狭間で」青山南
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