「北欧の神話 神々と巨人のたたかい」山室静

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そういえば、うちにもこんな本があったなあと思い出しました。かなり以前に読んだっきり、すっかり忘れてましたよ。(恥)

著者の山室静さんは、北欧文学の研究家。アンデルセンやリンドグレーンの作品の翻訳もしてらっしゃるし、日本にムーミンを紹介した方でもあるのだそう。この「北欧の神話」は、古詩集「古エッダ」と、13世紀のアイスランドの詩人スノリ・ストルルソンの「エッダ」、同じくスノリの書いた北欧古代史「ユングリング家のサガ」、デンマークのサクソの「ゲスタ・ダノルム」(デンマーク人の事跡)を参考に書かれてます。分類としては児童書に属してると思うんですが、児童書と侮るなかれ! ポイントを掴んだ説明がすごく分かりやすいし、案外読み応えがありました。
わー、こんな本だったのか。...って、まるで初めて読んだ本のように書いてるのが情けないんですが...。
多分、私が始めてきちんと読んだ北欧神話の本がこれなんですよね。でも、その頃は自分が読みたいエピソードだけ拾い読みしてて、あまり全体像には関心がなかったのかもしれないです。(いやーん)

先日「エッダ 古代北欧歌謡集」を読んだ時も(感想)、基本となる「古エッダ」だけじゃ足りないなと感じたんですが、これを読んで、やっぱりスノリの「エッダ」に、私好みの面白いエピソードが多そうだと実感。スノリの「エッダ」は「古エッダ」を元に書かれていて、でもスノリ自身の創作も入ってもっとストーリー性があるんですよね。しかも、その後「古エッダ」の方で欠落してしまった部分がいくつかあるらしく、スノリのエッダ側からしか読めない部分もあるのです。
ページ数の関係からか、「ベオウルフ」や「シグルド」などの英雄伝説などは省略されていて、それが少し残念なんですけど、北欧神話入門編としては、結構いけてるんじゃないかと~。「エッダ・グレティルのサガ」「エッダ 古代北欧歌謡集」で、ちょっとパンパンに膨れ上がってた頭の中が、これでいい感じに整理されたような気がします。この本は、全10巻の「世界の神話シリーズ」の8冊目。このシリーズ、他のも読んでみようかしら?(筑摩書房)

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Commentaires(2)

四季さんふたたびこんばんは。
この本、私持ってます・・。どうも高校生くらいに買ったようです。
なぜに北欧神話かというと、『サイボーグ009』で、北欧神話をモチーフにした(っていうか、キャラを拝借した)話があって、それが大好きだったからです。
『古事記』もそうですが、こういう神話って物語としてもおもしろいですよね。私は四季さんほどには読み込めていないですが、表面をなでるだけでも味わえるようです。

わー、shosenさんもお持ちでしたか!
そうそう、神話って物語として面白いですよね。好き好き♪
それも一神教じゃなくて多神教の方が、お話として断然面白いです。
みんな人間できてなくて(人間じゃないんだけど)、神様とは思えないほど人間くさくて(笑)
きっと、その民族の性格を端的に表してるんでしょうねー。

アニメでもRPGでも、神話から名前や設定を借りてるケースって結構多そう。
元のお話を少しでも知っていると、一層楽しめそうです(^^)。

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