「風の王国 目容の毒」毛利志生子

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セデレクの反逆から1ヶ月余り。ツァン・プーに残って後処理をするリジムを手伝っていた翠蘭ですが、ツァン・プーの西南の国が攻め込んできたため、翠蘭は急遽ガルに連れられてヤルルンに戻ることに。戻った翠蘭を出迎えたのは、ソンツェン・ガムポの第二妃・ティツンが、ヤルルンの家畜に毒が盛っているという噂。そして、ソンツェン・ガムポの寺院建立の計画に反対した大司祭・バーサンが出仕を拒否しているという事態でした。

「風の王国」シリーズ8冊目。唐の時代に李世民(太宗皇帝)の娘として吐蕃(チベット)へと嫁ぐことになった文成公主を描いた作品。しっかりと史実を踏まえつつ、毛利さんなりの解釈で作り上げられた物語が面白くて、愛読してるシリーズ。

でも、今回はリジムの出番が極端に少ないんですよー。台詞もないまま翠蘭と離れ離れになって、最後にちょっと出てくるだけ。その辺りはちょっと(いえ、かなり)残念でした。でも物語自体は面白かったです。やっぱりソンツェン・ガムポがいいですねえ。相変わらず決めるところはしっかり決めてくれます。あと、ソンツェン・ガムポの第二妃・ティツンも良かったです。ただ、彼女に関して言えば、もう少し悪役になって欲しかった気も...。このティツンは、「色々なことをはっきりと口に出してしまう性格なだけで、実は裏表のない人」という設定。(多分) 嫁姑バトルをして欲しかったわけじゃないんですが、後半もうちょっと毒が欲しかったかな。
それにしても、登場人物紹介のページで誰が悪役か予想できてしまうという構成は、もうそろそろやめませんかー。

実は1つ前の「風の王国 朱玉翠華伝」を読んでません、私。この「朱玉翠華伝」のタイトルのところに「小説+まんが」とあったので、「まんがは別に読みたくないしー」と思ってしまったせいなんですが... やっぱり読むべきなのでしょうか。今度書店でちゃんとチェックして来なくっちゃですね。(コバルト文庫)

追記: その後読みました! 面白かったです。


+シリーズ既刊の感想+
「風の王国」1~4 毛利志生子
「風の王国 月神の爪」毛利志生子
「風の王国 河辺情話」毛利志生子
「風の王国 朱玉翠華伝」毛利志生子・増田メグミ
「風の王国 目容の毒」毛利志生子
「風の王国 臥虎の森」毛利志生子
「風の王国 花陰の鳥」毛利志生子
「風の王国 波斯の姫君」毛利志生子・増田メグミ
「風の王国 初冬の宴・金の鈴」毛利志生子
「風の王国 嵐の夜」上下 毛利志生子
「風の王国 星の宿る湖」毛利志生子

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Commentaires(2)

はじめまして成瀬です。
風の王国私も読みましたよ。
翠蘭とリジムの絡みが少なかったのがちょっと残念でした。
ああそれと、漫画ですけど是非読んでださい。
小説では語られていないストーリーが面白かったです。

成瀬さん、こんにちは、はじめまして。
「風の王国」、新刊も出ましたねー!
あ、「朱玉翠華伝」ね、その後読んだんですよ。
こちらの記事に書いておくべきでしたね。
後で追記しておきます。すみません。
ほんと、小説では語られてない部分が面白かったです♪

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