「竜の冬」ニール・ハンコック

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今年は今までにない厳しい冬、「竜の冬」が来そうだと、森の住民たちは長い冬に備えて忙しく働いていました。「竜の吹雪 」が襲うという噂さえあったのです。しかしカワウソのブランブルだけは、誰も知らない「竜の冬」について、噂以上のことを知りたいと思っていました。ブランブルが考えていたのは、同じ森に住む一番の年寄り・アナグマばあさんよりもさらに長く生きているという、クマのバーク老を探すこと。しかしそう思ってる矢先に、殺し屋オオカミたちの群れが襲ってきて...。

カワウソやアナグマ、モグラといった動物たちが主人公の冒険物語。以前読んだ「光の輪」(感想)でもカワウソが活躍していたし、どこか繋がった世界のようでもありました。それに「光の輪」同様、とても「指輪物語」的な物語。
「光の輪」は正直あまり面白いと思わなかったし、動物物は基本的に好きじゃないんですけど、こちらはそう悪くなかったです。主人公と言えるカワウソのブランブルやアナグマばあさんはいい味を出してたし、動物の子供たちも可愛いかったし。対立役の若いアナグマに関しては、ちょっと底が浅すぎるかなとも思ったんですが、読み終えてしまうとこれで良かったような気もしてきたし。でも様々な出来事が、それぞれに何かの隠喩となってるんだろうと思いながら読んでいたんですけど、訳者あとがきを見ると、「むずかしい理屈があるわけではないたのしい小動物たちの冒険物語」ですって。「光の輪」に関しては、「戦争の無益さや、やりきれなさに対する彼の気持ちが強くうかがわれる」とか書いているのに。本当にそんな無邪気な話だったのかしら? 本当にそんな読み方でいいんですか...?(ハヤカワ文庫FT)


+既読のニール・ハンコック作品の感想+
「二人の魔法使い」「光の女王ロリーニ」「終わりなき道標」「聖域の死闘」ニール・ハンコック
「竜の冬」ニール・ハンコック

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