「光のかけら」ジョン・ガードナー
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2006年
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イギリスの作家さんで、元祖ジェイムズ・ボンドシリーズ作家のイアン・フレミングから引き継いで、2代目のボンド作家となったジョン・ガードナーという方もいるんですが(ちなみに3代目はレイモンド・ベンスン)、このジョン・ガードナーは別人。アメリカの作家さんです。この「光のかけら」は、そのアメリカのジョン・ガードナーが書いた3冊の絵本を1冊にまとめて全訳したもの。つまり童話ですね。
(関係ないですが、「チキ・チキ・バン・バン」ってイアン・フレミングの作品だったんですね! ちょっとびっくり)
訳者あとがきに、大人が読んでも充分楽しめる作品だとありましたが、確かにそうかもしれないですね。一見「むかしむかしあるところに~」で始まる昔ながらの童話に見えるし、実際どこかで目にしたようなモチーフが多いんですけど、実は一捻り加えられている作品ばかりで、ナンセンスとユーモアたっぷり。私が気に入ったのは、いやらしい年より魔女が教会の礼拝で改心してしまう「魔女の願いごと」や、2人組の悪者が世界中の光を盗んでしまう表題作「光のかけら」、「イワンのばか」のような「ハチドリの王さま」かな。あんまり親切に説明してくれないので、「え?え?」となっちゃう部分もあったんですけど(たとえば「ナシの木」という作品では、エルフがいきなりナシの木を露に変えて薔薇の花の中に隠すんですけど、なんでそんなことをするのかよく分からないまま、半分ぐらいいっちゃう)、全体的に面白かったです。ただ、ずっと童話が続くとさすがにツラい... 終盤はちょっと飽きてしまいました。(^^ゞ(ハヤカワ文庫FT)
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