「シルバーソーン」上下 レイモンド・E・フィースト

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リアムが即位して1年。リアムらと共に東方の諸侯と隣国を周り、ようやく首都に戻って来たアルサは、早速アニタに求婚し、2人は領地クロンドルで結婚式を挙げることに。しかしクロンドルに戻ったアルサを待ち構えていたのは、邪悪な魔道師マーマンダマスの放った刺客。アルサとは馴染みのスリ、ジミー・ザ・ハンドがそれに気付き注進、厳重な警戒態勢の中で挙式が行われます。しかし既に宮殿に入り込んでいた刺客は、挙式の最中にアルサに向かって毒矢を放ち、それは花嫁のアニタに命中してしまうのです。

「魔術師の帝国」(感想)に続く、リフトウォー・サーガシリーズの第2弾。
前作はパグの成長物語がメインでしたが、今回はクロンドル公となったアルサが中心。頭は切れるけれども、少し扱いにくいと考えられている王子なんですが、1作目で一番気に入っていた人物なので、私にとっては嬉しい展開。
でも、話としてはまあ面白かったんですけど、これはどうなんだろう...。今回アルサの命が狙われたのは、魔道師マーマンダマスが、西部の支配者が死ぬ時に自分の権力が蘇るという予言を信じて、アルサのことを「西部の支配者」とみなしたからなんですが... なんで「西部の支配者」がアルサなわけ? その辺りの根拠が薄いというか突拍子なく感じられてしまったし、そういう悪の存在にしても、不気味ではあるんですけど、存在感がどこか薄いんですよね。それに、登場人物たち自身もそうだったと思うんですけど、どうしてもアニタ姫のための毒消し探しの旅と、アルサの命を狙う動きが別々の出来事のような印象。あと、巻頭に相変わらずケレワン地図を載せてるのは、ネタバレのような気がする...。(でも魔術に関しては、相変わらず面白い♪)
この作品は1作目の「魔術師の帝国」みたいに一話完結ではなくて、3部作最終の「セサノンの暗黒」へと繋がっていくんですが、そちらは未入手。読むのはちょっと先のことになりそうです。(ハヤカワ文庫FT)


+既読のレイモンド・E・フィースト作品の感想+
「魔術師の帝国」上下 レイモンド・E・フィースト
「シルバーソーン」上下 レイモンド・E・フィースト

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Commentaires(2)

ケレワンが舞台のときは個性的なのですが、ミドケミアが舞台になると、途端、ベタな感じのファンタジー小説になる不思議。
アルサ王子は典型的な「フロントに出てこないけど人気No.1キャラ」で大好きでしたけどね。

ほんと、その通りですよね。不思議です。>ケレワンが舞台のときは個性的なのに
だからといって、ケレワンばかりになってしまうと、またそれも問題なのかもしれませんが…(笑)
でもでも、アルサ王子、大好きです~。

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