「妖精王の冠」ヒルデブラント兄弟&J.ニコルズ

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狩りから帰ると妻と子供が無残な姿で殺されていて、大きなショックを受けたヒュー。3人を埋葬すると、残っていた足跡をつけ始めます。そして数日後、森の中で妻を殺した野獣に遭遇。野獣は2人の小人と痩せた若者に襲い掛かっていました。若者が絶体絶命の状態にあるのを見て、ヒューは思わず助けに入ります。そして若者が命を取り止め、野獣をけしかけたのが魔女ゴルタの仕業と知ったヒューは、若者たちの一行に加わって、魔女を討ちに行くことに。襲われていた若者は、白妖精族の王子。死の帝王トルゴンを倒せるただ1人の者だと予言に謳われているエイルワンだったのです。

トールキンのカレンダーやスターウォーズ1作目のポスターなどで爆発的な人気を博したという、アメリカの双子のイラストレーターの小説作品。作品自体はデイヴィッド・エディングスのベルガリアード物語のような雰囲気ですね。でも登場人物の区別がつきにくくて、個性が掴みきれないまま終わってしまいったし、話もイマイチ...。魔女ゴルタの最期があっけなかったし、味方を無造作に殺しすぎるし、予言が今ひとつ上手く機能していなかったし。2人はこの物語を書くために、ラフ・スケッチを千枚以上描いたそうなんですけど、その割に文章を読んでいても全然情景が思い浮かばなくて... そういうのって私にとっては致命的なんですよね。同じイラストレーターでも、ハネス・ボクの「金色の階段の彼方」(感想)や、マーヴィン・ピークのゴーメンガーストシリーズ(感想)は、すごく情景が思い浮かぶような作品だったのになあ。(ハヤカワ文庫FT)

下はヒルデブラント兄弟のイラストのトールキンカレンダー。左の絵がいい感じ? この大きさじゃ、ちょっと分かりにくいですが。
 

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