「ヴァイキング、ヴァイキング」「猫が死体を連れてきた」シャーロット・マクラウド

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来週105歳になるというのに、未だに元気なミス・ヒルダ・ホースフォールとその82歳の甥のヘニーの農場には、ここ3ヶ月ほど悪質な嫌がらせが続いていました。そしてとうとう農場の作男・スパージ・ランプキンが命を落とすことに... という「ヴァイキング、ヴァイキング」。
床にモップをかけていたミセス・ローマックスは、下宿人のアングレー教授の赤毛のかつらを猫がくわえているのに気づきます。ミセス・ローマックスは、教授が寝ている間にこっそり部屋に戻そうと考えるのですが、ベッドには人が寝た形跡がなく、教授が裏庭で倒れて死んでいるのを発見して... という「猫が死体を連れてきた」。シャンディ教授シリーズの第3弾と第4弾です。

久しぶりにミステリが続いてますが、これは積読本消化のためもあります。年内にあと何冊読めるでしょうか? でももちろん、消化するためだけに読んでるわけじゃありません。1つ前のドートマンダーシリーズもとっても面白いんですけど、このシリーズも農業の町バラクラヴァを舞台にした、とっても賑やかで楽しいシリーズなのです。
シャンディ教授は50代半ば。周囲の人々もそれなりに年を取っています。3作目の「ヴァイキング、ヴァイキング」では、なんと105歳のミス・ヒルダと、102歳の学長のおじのスヴェンが大活躍! さらに平均年齢が上がってしまいました。でもみんなとってもパワフル。もちろん体力は若者には敵いませんが、気力では年なんて感じさせないですね。そういえば、コリン・ホルト・ソーヤーの「老人たちの生活と推理」のシリーズも、老人ホームが舞台で、おじいちゃんおばあちゃんが沢山登場するんですが、これがまた可愛くてパワフルで、しかも人生を重ねた重みがあるシリーズ。可愛いおじいちゃんおばあちゃん、好きかも♪

最初は偶然事件に巻き込まれていたシャンディ教授ですが、3作目4作目と進むに連れて、どんどん探偵業が板についてきています。3作目まで仲の悪かったオッターモール署長と、4作目では一緒に聞き込みなんてしてるし! でもそうやって一緒にいることで、あんまりよく思ってなかった署長の良さもだんだん分かっていくんですよね。このシリーズの大きな魅力の1つは、バラクラヴァの町の人たちがすごく身近に感じられること。3作目も4作目も、大学の学生たちが機転を利かして頑張ってたのが楽しかったし、スヴェンソン学長はやっぱりかっこよかった。学長はヴァイキングの末裔なんですよね。だから3巻があんな題名になってるんですが、ルーン文字の石碑の呪いの謎なんかもあって、北欧神話好き心も刺激されます。(まあ、それほど本格的なものではないのですが)(創元推理文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「にぎやかな眠り」シャーロット・マクラウド
「蹄鉄ころんだ」シャーロット・マクラウド
「ヴァイキング、ヴァイキング」「猫が死体を連れてきた」シャーロット・マクラウド

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