「ゴミと罰」「毛糸よさらば」ジル・チャーチル

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夫のスティーブを事故で亡くし、15歳のマイクを筆頭に13歳のケイト、10歳のトッドという3人の子供を抱えて毎日てんてこ舞いの専業主婦・ジェーンの素人探偵シリーズ。
隣人のシェリイの家で持ち寄りパーティが開かれる日、シェリイが空港に母親に会いに行っている間に、家の掃除をしていた掃除婦が殺されたという「ゴミと罰」、クリスマス間近のジェーンのうちにやって来たのは、昔馴染みのフィリス。でもフィリスと一緒にやって来たのは、フィリスが今の夫と結婚する前に産んで、最近再会したばかりという息子のボビー。これがとんでもない性悪で... という「毛糸よさらば」。

とても楽しいシリーズだとは聞いてたんですけど、読むのはこれが初めて。「ゴミと罰」「毛糸よさらば」という題名は、もちろん有名文学作品の題名のパロディ。このシリーズ、ずっとこんな調子の題名がついてるそうです。訳す方も大変そうですが、さすが浅羽莢子さん、ぴったりの題名になってますねー。
女手1つで子供を育てる主婦が活躍するという意味でも、その主婦が少々おっちょこちょいで、体当たり式に行動するという意味でも、周囲を巻き込みつつ賑やかに展開するところも、主人公の親友がとてもリッチという意味でも、捜査に来た刑事さん(ヴァンダイン刑事ですって!)とロマンスが発展しそうな辺りでも(笑)、ダイアン・デヴィッドソンのクッキング・ママシリーズとかなり雰囲気が似てますね。クッキング・ママシリーズの主人公・ゴルディは料理が大好きなのに対して、ジェーンはあまり好きではなさそうですが。(笑)
ジェーンが「あたし、推理小説をたくさん読んでるから、動機には詳しいの」と言っている割に、それはミステリの定石だろうって部分に気づかなくてアレレと思う部分もあるし、文章にちょっと三人称が揺れる感じがあってちょっと違和感も感じたんですが、でも楽しかったです。コージーミステリが好きな人にオススメの気楽に楽しめるシリーズ。また今度続編も読んでみようっと。(創元推理文庫)

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