「魔術師ベルガラス」全3巻 デイヴィッド&リー・エディングス

Catégories: /

   [amazon]
魔術師ベルガラスが語る、「ベルガリアード物語」の前史。まだ神々が地上を歩いて人々と暮らしていた頃。ガラスという少年が、生まれ育った村を出て放浪の旅をしているうちに「谷」にたどり着いてアルダー神の弟子となり、神々の争いと「珠」に関わるようになっていった過程を語ります。ベルガラスの7千年にも及ぶ人生、そしてこの世界の歴史の物語です。

一昨年ハヤカワ文庫FTで「ベルガリアード物語」が復刊されて、続けてこれと「女魔術師ポルガラ」が刊行されたんですよね。本当はその時に読もうとしてたんですが、森山樹さんに「マロリオン物語」のネタばれがあるから、「マロリオン」を読んだ後にした方がいいと言われて、やっぱり読むのをやめたという経緯が。その時は「前史なのになんでネタばれが?」なんて思ってたんですが、読んでみて納得。確かに前史は前史なんですけど、語り始めるのが「マロリオン物語」が終わって間もない頃という設定なので、ほんと随所にネタばれがありました! 森山さん、その節は読むのを止めて下さってありがとうございました。あそこでこれを読んじゃってたら、「マロリオン」の面白さが半減するところでしたよ...。ハヤカワは、一体なんでこんな順番で刊行したのかしら?

物語はベルガラスの語り口で書かれていくので、今までに比べるとちょっと軽いです。私としてはもう少し落ち着いてる方が好みだし、慣れるのにちょっと時間がかかりましたが、一旦慣れてしまえばこれはこれで軽妙洒脱。今まで、旅の中で断片的に語られてきたことがここで1つの大きな流れとして分かるのが嬉しいですねえ。このまま「ベルガリアード」を再読したくなっちゃいます。既に定められている行動をなぞらなくちゃいけないところには、「ベルガリアード」や「マロリオン」の時同様、ちょっと解せないものを感じてしまったんですけど、いくつもの予言書が書かれていく過程なんかを見てると、なるほどなあって思いますし♪
そしてこの3冊でベルガラスの話が終わると、次はポルガラの話? もしかして、ベルガラスの話と合わせ鏡のような物語になるのでしょうか。ベルガラスの話ではポルガラの気持ちが今ひとつ掴めないところが多かったので、それが分かるのが楽しみ。それにポルガラの視点から見ると、同じことでも全然違った話になりそうで興味津々。ということで、続けて「女魔術師ポルガラ」に行きまーす。(ハヤカワ文庫FT)


+シリーズ既刊の感想+
留守中に読んだ本(18冊) (「ベルガリアード物語」全5巻の感想)
「マロリオン物語」全5巻 デイヴィッド・エディングス
「魔術師ベルガラス」全3巻 デイヴィッド&リー・エディングス
「女魔術師ポルガラ」全3巻 デヴィッド&リー・エディングス

| | commentaire(4) | trackback(1)

Trackbacks(1)

「魔術師ベルガラス」全3巻 デイヴィッド&リー・エディングス へのトラックバック一覧:

URL TrackBack de cette note:

 「魔術師ベルガラス」1?3     デイヴィッド&リー・エディングス 魔術師の娘  あらすじ:全ての予言が成就され、世界は新しい時を刻み始めた。... » Lire la suite

Commentaires(4)

どもです(苦笑)。
魔術師ベルガラス読まれたんですねー。
自分はまだベルガリアード再読中なので,
読むのはしばらく先になりそうです。
といってもベルガリアードはまだ1巻を終えたところなんですけど。
刊行の順番ですが,早川書房は当初マロリオンの復刊までは考えていなかったように思います。
ですからベルガリアード→ベルガラス→ポルガラ→マロリオンという順になったのではないかと。
ベルガリアードの再人気は相当なものだったらしいです。
おかげでエレニア記とタムール記も再刊行してもらえて嬉しい限りですが。

す、すみません、お呼び立てしてしまいました…^^;
反応して下さって、ありがとうございます!
どちらかといえば、独立した作品というよりファンサービスかなという感じもしましたが
「魔術師ベルガラス」、面白かったですよー。ぜひぜひ。
でもこれを読んだら「ポルガラ」も続けていかなくちゃ駄目みたい。
まとまった時間が取れる時に読んだ方がいいかもです。

そっか、当初は復刊の予定はなかったかもしれないんですね。>マロリオン
でも「ベルガリアード」の復刊で、新しい読者もかなり掴んでるし
既読の読者で、復刊を機に再読した人もすごく多いみたいだし、大成功ですね。>ハヤカワ
エレニア記とタムール記も、いずれ読むつもりです。
面白いといいな~。

失礼して、トラックバックさせて頂いちゃいました!
ポルガラの方も、もう読まれたんですよね。
やっぱり、エディングス作品は女性が強い!
ポルガラ読んで再確認しました(笑)
ベルガラスだって、精一杯頑張ってたんですけどね。

わーい、みすもとさん、TBありがとうございます。
ポルガラも読みましたよ。面白かったです~。
特にボー・ワキューンでのエピソード、本編では名前が登場するだけだったから
読んでいてとても感慨深かったです。
うん、確かにベルガラスも精一杯頑張ってたけど、ポルガラの方が一枚上手ですよね。
先にベルガラスの本を出しておいて正解だなと思いましたよ。
実は奥さんが執筆に関わってたというのも、なるほど納得ですよね♪

コメントする(要JavaScript)

Note


MAIL FORMBBS

購読する ATOM


Powerd by MovableType4.24-ja
Copyright 2004-2011 四季. All rights reserved.