「文藝ガーリッシュ」千野帽子

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つい先日、nineさんに「千野帽子さんと四季さんってもしかして似たタイプ?」と言われて気になっていた本です。どこが似てるって、「本に対する愛のそそぎかたとか」だとか。似てますか? いや、実はよく分からなかったんですが...(^^ゞ
そういえば、千野帽子さんって奥泉光さんの「モーダルな事象」の解説を書いてらっしゃる方でしたねー。あの解説はインパクトが強かったなあ。...なんてことを思いながら、書店で本を探していた私。本当はパラパラと見るだけのつもりだったのに、本のデザインがとーっても可愛かったので思わず買ってしまいましたよ! カバーの紙の質感もデザインにぴったりだし、本の天の部分のざくざくしたとこも、なんだか懐かしい雰囲気で素敵なんです。とは言っても、装幀だけで買ったのではないのですが。(笑)

批評家でもなんでもない、ただの本好きにすぎない私でも、もちろん知っています。ひとりでいる時間を大切にする、聡明で誇り高いお嬢さんは、いつも本を二冊以上--読みかけの本と、出先でそれを読み終わってしまったときのための本と--鞄に入れて持ち歩いてるんだってことを。
ベストセラーは、ふだん本を読まない人たちが買うからベストセラーになる。本好きのあなたのための本は、そんなところにはありません。一冊一冊のスヰートな書物が、喫茶店や地下鉄のなかでの、よいお友だちである以上、本との出会いは叮嚀なものでありたいと、あなたは思っているのですから。

だって「はじめに」のこの辺りが...! いや、私が「志は高く心は狭い文科系小娘」なのかどうかはともかくとして。(笑)

普通のブックガイド以上に未読本が多くて焦ったんですが、面白そうな本が並んでいて、ぜひ読んでみたくなりました。特に2章「だれもあの子を止められない」、それと11章「『トモダチ以上』な彼女とわたし。」(!) 今はあまり日本物の気分ではないので、実際にこの本に紹介されている本を手に取るのは少し先のことになりそうなんですけどね。
思わず手元に置いておきたくなるような、チャーミングなブックガイドでした♪(河出書房新社)


+既読の千野帽子作品の感想+
「文藝ガーリッシュ」千野帽子
「世界小娘文學全集 文藝ガーリッシュ舶来編」千野帽子

 
以下、「志は高く心は狭い文科系小娘(フィエット)」の定義。

・つい古本屋や喫茶店をハシゴしてしまう。 たぶん、肺病で夭折した文學少女の霊に取り憑かれてしまったんだと思う。
・女子どうしだから解かり合える、なんて嘘。女だからって、あんな女といっしょにしないでくれる?
・《ダ・ヴィンチ》に載る十冊の話題の新刊より、《彷書月間》で紹介された一冊の古本。
・日本の書店で小説の棚が作者の性別で分けられてる意味がわからない。
・「等身大」「本音」「自分探し」のたぐいの言葉が苦手。
・「ミステリ」とか「ファンタジー」「SF」といった既存の特定ジャンルが好きなのではなく、一冊一冊の小説が好き。
・「若い女性に人気」と言われている本が、「いつまでも少女でいたい自分を肯定するF1層(おばさん)の文学」にしか見えない。
・ある日悪い宇宙人が攻めてきて怪光線を放射し、日本の識字率が三○パーセントになってしまっても、自分は文盲にならないという根拠のない自信がある。
・「オチ」のある小説は退屈。
・自分が本好きだってことを言うときに、「活字中毒」「乱読」などの高校の文芸部臭い常套句を臆面もなく使うことができない。

全部ではないけど、結構当てはまる... かな?(笑)

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 千野帽子『文藝ガーリッシュ 素敵な本に選ばれたくて。』の感想をこちらに。ガーリッシュではないけれどガーリッシュに憧れるわたしにとってかなりお役立ちなブックガイ... » Lire la suite

Commentaires(4)

こんにちはー♪
この本、ホントにすぐれたブックガイドだと思います。
図書館派のわたしも思わず買ってしまいました~。

千野帽子さんはわたしも『モーダルな事象』の解説以来
注目していた方なのでとってもタイムリーでした。

でもって、四季さんと千野さん…
うーん、わたしはちょっと似てないと思いますが(^-^;)。
本を愛するお二人でしょうが、その愛し方には
お二人独自のものがあるように思います。

ちなみにわたしもこの本は大好きですが、全然
ガーリッシュじゃありません(泣)。

ちょろいもさん、こんにちは~。
ほんとこの本はいいですね。
出てくる本出てくる本、あれもこれもみんな読みたくなって困っちゃう。
千野帽子さん、紹介うますぎ!
わー、ちょろいもさんも買われたんですね。
そう聞くと「やっぱり買ってよかった」なんて思ってしまう私です。えへへ。
あ、でも似てないんですね。それは残念。でも納得。(笑)

あの項目には結構当てはまるんですけど、実際にガーリッシュかと言われると… うーん。
でも怪光線を浴びても絶対文盲にならないという根拠のない自信はあります。わはは。

四季さん、こんにちは!
四季さんが、定義のどれに当てはまらないのかがとーーーっても気になります!裏を返すと、どれに当てはまるのかということなのですが。

僕も出先には、読み終えた場合が怖くて、二冊本を持ってでかけます。
でも、妄想している時間が長くてたいてい一冊も読み終わらないのですが。

たら本にようやく参加させて頂きましたが、ひぇ~、四季さんの挙げてくださった本を一冊も読めていない。ちょっと焦ります。
うーむ、人様の挙げている本が気になりながらも、自分の読みたい本を読まないとー、とぐらぐら揺れています。

kyokyomさん、こんにちは~。
定義に完全に当てはまらないのは、私が「活字中毒」という言葉を使うとこですね。
これ、ネットでしか使わないんですが、高校の文芸部臭い常套句とは知りませんでした。(笑)
あとは、「オチ」のある小説って何?どんなの? と意味がイマイチ分からなかったり
「若い女性に人気」と言われている本について特に何も思ったことがなかったり… そんな感じかなあ。
出先に本2冊は必携ですね! 余程分厚いとか時間がかかる本なら別ですが。(笑)

たら本、kyokyomさんも参戦ですね~。
えっ、挙げた本って前回のですか? そんなそんな、ごゆっくりどうぞ~。別に急がなくちゃいけないような本でもないですし。
読んでいただけるだけで嬉しいですから。^^
そういう私も2回主催した時に挙がった本のうち、どれだけ読めてるかといえば… きゃああ。
自分の好きなテーマを挙げたわけですし、読みたい本はまだ色々とあるんですけど、なかなかです。
でもほら、本って読む時期も大切だし。せっかくならベストの状態で読みたいし。
そのためにも、自分が今読みたい本を大切にするのってすごく大切なことだと思うんですよ。

本好きさんなら、きっと分かってくれるかと♪

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