「暗黒神のくちづけ」C.L.ムーア
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ジョイリーの女領主・ジレルが征服者ギョームに敗北を喫します。兜を取ったジレルの美貌に見とれたギョームにくちづけを強いられ、怒りに駆られるジレル。ギョームを倒す武器を手に入れるために地下牢を抜け出し、城の地下からひそかに通路が通じている地獄へと向かうことに... という表題作「暗黒神のくちづけ」他4編の連作短編集。
ハヤカワ文庫SFに入ってるんですが、これはSFではなくファンタジー作品ですね。舞台となっているのは中世のヨーロッパ。5つの短編のそれぞれで、主人公が超常的で、人間の力の及ばない場所に行き、それでも何とか自分の力で切り抜けていくというパターン。ヒロイック・ファンタジーならぬヒロイニック・ファンタジーです。
ヒロインのジレルは、どうやらスタイルはいいみたいなんですけど、あんまり女っぽくありません。赤毛の短い髪と金色に燃える眸、男に負けない大柄な体、そして男以上の獰猛さを持つ女性とあるので、かなり迫力の怖いおねーさんですね。男なんて全然目じゃないので、「暗黒神のくちづけ」では無理矢理キスされて怒り狂ってます。だからといって、いきなり地獄にまで行かなくても... なんですが、地獄の情景はとても良かったです! 3編目や4編目で訪れる魔法の国や暗黒の国の描写もとても魅力的。こういう描写が素敵な作家さんなんですねー。...ただ、無理矢理キスされて、逆にその相手がなんだか気になってきたわ~的な展開は、ちょっと気になったんですが... それに全編通してキスぐらいしか出てこないのに、妙にエロティックな雰囲気なのはなぜ。
思った以上に面白かったんですが、イラストが松本零士氏なんですよね。この方のイラストの女性って、どうしてこんなに全部メーテルなんだろう? ジレルとはイメージがちがーう。しかもジレルの髪は短いってあるのに、相変わらずの長い髪の女性の絵なんです。なんだかなあ。(そういやこの表紙の絵は誰なんだ?)(ハヤカワ文庫SF)
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うへへ。ついにそこに到達したか。。。早川のほかの松本先生が挿絵書いてるのを探しては?その時代の早川は訳者に訳者がそろってまして、あとがきとかかなり笑えるかと。。。(^^♪
訳者に役者だ。。。連投すまそ。(ーー;)
師匠、レスが遅くなってしまってごめんんさいー。
えっ、「ついに」ですか? そういう位置づけになる作品?(笑)
本当はSFの方にはそれほど手を伸ばしたくないんですけど
ハヤカワ文庫FTができる前は、ファンタジー作品もSFの方に入ってたみたいですね。
おっ、訳者に役者が揃ってるというのは気になりますねえ。
でもこの方の絵は実はとても苦手なので… 今回もとにかく絵がツラかったです。(^^ゞ
C・L・ムーア&松本零士と言えば、やっぱり『大宇宙の魔女』のシャンブロウですよ。
あっちは、エロチックな内容とちょっとチープなスーペースオペラな設定が、松本氏のいつものあの絵に以外にマッチしていましたよ。
みすもとさん、こんにちはー。
C.L.ムーア&松本零士の組み合わせってかなり多いんですか?
いや、この人の作品を読んだのは初めてなもので…(^^ゞ
アマゾンで見てみると「大宇宙の魔女」は、SFでもファンタジー色が強そうですね。
ということは、私にも読めそうです。探してみますねー。