「梅安最合傘」「梅安針供養」池波正太郎

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既に隠居して百姓暮らしをしている亀右衛門に、会うだけ会って欲しい、仕掛は断っても構わないと言われて梅安が会うことになったのは、大井の駒蔵という元締。以前からの義理で、亀右衛門が断りきれなかったのです。しかしその時依頼された仕掛の相手は、先ごろ梅安が仕掛を引き受けた音羽の半衛門で...という「梅安鰹飯」が入った連作短編集「梅安最合傘」、そしてシリーズ初の長編となる「梅安針供養」。

今回も面白かった~。1・2巻では元締はあくまでも仕掛を頼む人というスタンスで、それほど話の中に深入りして来なかったように思うんですけど、今回の梅安は元締同士の争いにすっかり巻き込まれて、どちらからも仕掛の依頼がきてしまいます。そして、だんだん、この世界に一度入ってしまったら足を洗うことはできないという面を実感させられるような展開になってきてますね。長編「梅安針供養」では梅安にいい感情を持っていない元締なんかもいたりして、狙い狙われの緊迫感がたっぷり。色んな状況が二重三重にも絡んできて読み応えがありました。そして、大抵の作家さんの場合、短編が得意か長編が得意か、自然にどちらかに分かれると思うんですけど、池波正太郎作品は、どちらも同じように面白く読ませてくれるなあと実感。ほんと短編でも長編でも面白いです。短編とは言っても実際には連作短編なんで、長編みたいなものですけど... 1編だけ取り出しても十分面白いですし。
あ、今回見つけた「剣客商売」との繋がりは、浅草の料亭・不二楼でした♪(講談社文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「殺しの四人」「梅安蟻地獄」池波正太郎
「梅安最合傘」「梅安針供養」池波正太郎
「梅安乱れ雲」「梅安影法師」池波正太郎
「梅安冬時雨」「梅安料理ごよみ」池波正太郎

+既読の池波正太郎作品の感想+
お正月休みの間に読んだ本(7冊) (「剣客商売」1~4)
「剣客商売」5~8 池波正太郎
「剣客商売」9~12 池波正太郎
「剣客商売」13~16+α 池波正太郎

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