「神の敵アーサー」上下 バーナード・コーンウェル

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ようやくサクソン人に対抗する全ブリタニアの同盟ができようとしていた頃。アーサーはかねてから考えていた通り、ランスロットをシルリア王に据え、ポウイスの王女・カイヌインと結婚させようとしていました。一方、マーリンとニムエはブリタニアの13の宝のほとんどを手中に収め、今度はクラズノ・アイジンの大釜を手に入れようとしていました。大釜はドルイド教の聖地・ディウルナハのモン島にあるというのです。

小説アーサー王物語の第2部。
このシリーズが書架に並んでるのを見た時、まず驚いたのは「神の敵アーサー」というこの題名だったんです。一体何をやって、どんな状況になったんだろうってずっと気になってました。この作品の中アーサーは異教徒... というよりむしろ無神論者。前の巻でも軍資金集めのために無理矢理教会から税金を取り立てたりなんかしてたので、それはいずれ問題になるだろうとは思ってましたが... 結局のところ、神の敵というより教会の敵、教会の敵というより1人の野心的な司教の敵って感じですね。この点では、期待してたほどではなかったかな。(何を期待してたんだ、一体) それよりアーサーとグィネヴィアとの関係に対するニムエの言葉がとても興味深かったです。やっぱり才気走ったグィネヴィアには、野心のないアーサーは物足りなかったんですねー。そういう意味では、グィネヴィアとランスロットというのは怖いぐらいぴったり。
この第2部では、トリスタンとイゾルデのエピソードが上手く取り入れられていて、読みながらにやにや。ダーヴェルのエピソードは微笑ましくていいなあ。あと、大釜探しはアーサー王伝説における聖杯探求。やっぱりギャラハッドも参加するのねっ。(ギャラハッドは実は結構お気に入り) そしてダーヴェルが自分の紋章に選んだのは五芒星。五芒星といえば、ガウェインの紋章だと思ったんですが... もしやダーヴェルはガウェインの役どころだったんですか? それがちょっとびっくりでした。(原書房)


+シリーズ既刊の感想+
「エクスカリバーの宝剣」上下 バーナード・コーンウェル
「神の敵アーサー」上下 バーナード・コーンウェル
「エクスカリバー最後の閃光」上下 バーナード・コーンウェル

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