「北の魔女ロウヒ」トニ・デ・ゲレツ文 バーバラ・クーニー絵

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遠い北の地に住む魔女・ロウヒがスキーで滑ってる時に見かけたのは、ワイナモイネンがカンテレを弾く姿。美しい楽の音に、獣や鳥や木々だけでなく、太陽や月まで降りてきたのを見たロウヒは、いきなり鷲に変身すると月と太陽を掴んで飛び去り、持って帰って山の中に閉じ込めてしまいます。おかげで世界は闇の中に...。

フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」を絵本にしたもの。先日「カレワラ」を読んだ時(感想)に検索してて見つけて、読んでみたいなあと思っていたんです。で、しばらく忘れていたんですが(おぃ)、先日図書館にいた時に丁度返却してらした方がいて、綺麗な水色の表紙にピン! これだこれだと早速借りてきてしまいました。
「カレワラ」の中のロウヒは邪悪な魔女とされてるんですけど、私はそれほど邪悪とは思ってなくて、こちらの絵本のロウヒの方がイメージに近かったかもしれません。こちらのロウヒは、ちょっぴりお茶目なおばあさん魔女。その気になれば鳥になって空を飛んだり、魚になって水の中を泳いだりもできるのに、雪が降ってるのを見て、いそいそとスキーを用意しちゃうのが可愛いんですよね。で、気分良くスキーをしていたのに、気がつけば雪の上を滑っているのではなく、空を飛んでいた、というのがまたお茶目。鍛冶屋のイルマリネンがロウヒを捕まえようと鉄の首輪と鎖を作ってるのを見た後の反応も、筋金入りの邪悪な魔女とは到底思えないですし。(笑)
文字で書かれた作品を、アニメやドラマ、映画といった映像で見るのはあまり好きじゃないんですが(大抵イメージが壊れるから)、絵本はいいかも。ワイナモイネンが弾いてるカンテレというフィンランドの楽器も、写真で見ても今ひとつイメージが湧かなかったんですけど、ワイナモイネンが弾いてる姿を見てすっきりしました。こんな風に膝に乗せて弾くんですね。なるほど~。(あすなろ書房)

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Commentaires(2)

四季さん、こんばんは。サムです。
またまたお邪魔させていただきました。
先日はアーサー関係の情報をありがとうございました。私もいつかどこかの大学で読めるといいのですけど。
このバーバラ・クーニーの絵本、私も大好きです。ロウヒもちょっとユーモラスな魔女ですよね、この中では。
この絵本を手に取ると、あとでカンテレのCDを出して聞くことになるんですよ、必ず。ほとんど条件反射ですね。(笑)
物悲しいけど綺麗な独特の響きの音が、心をすーっと落ち着けてくれます。
クーニーは大好きな作家なので、彼女の絵本は出来るだけそろえたいと思っています。絶版にならないうちに。
「カレワラ」を買いたいと思った時に、もう既に絶版で手にはいらなかったので、すごくくやしい想いをしたのです。中古はすごく高くて。なんで絶版にしちゃうかな、岩波も講談社も。
今は「エクスカリバーの宝剣」を読み始めたところです。四季さんの紹介がとても面白そうだったので。

サムさん、こんにちは~。
おお、サムさんはこの絵本をもう読んでらしたのですね!
カンテレのCDを聞きながらだなんて、さすがです~。
私はまだそこまでいってないので… まだまだですね。
「物悲しいけど綺麗な独特の響き」、いつかぜひ聞いてみたいです。

バーバラ・クーニーの絵本はあまり読んだことがないのですが
ほのぼのと暖かくなるような絵ですね。明るい色使いも素敵。
ほんと、いつ絶版になるか分からないというのはありますね。
岩波文庫の「カレワラ」の中古、高いですものねー!!
小泉保さんの訳とても良かったし、ぜひ復刊して欲しいです。

「エクスカリバーの宝剣」はいかがですか?
最初はちょっと入りづらかったんですけど、ぐんぐん面白くなりましたよ。
あと、私の一押しはブラッドリーの「アヴァロンの霧」ですが…
サムさんなら、既に読んでらっしゃいそうですね。^^

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