「図書室のドラゴン」マイクル・カンデル

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シャーマン・ポッツは、カスピドールのドラゴンたちと1ヶ月ぶっつづけの戦いを終えて、今はマクガルヴィーランドで休息中。普段のシャーマンは吃音と赤面症に悩む思春期真っ只中の16歳の少年なのですが、カスピドールでのシャーマンはサー・シャーム、ハイテク軽量タイプの鎧姿でドラゴンと戦う戦士。しかしこれはミスター・マクガルヴィーの図書室の本の中の出来事。1年以上前に、ヒステリーの母親と手のかかる妹のことを考えて重いため息を23回ついた時、転相(フェイジング)を発見し、それ以来ため息1つで転相し様々な世界で冒険を続けているのです。

シャーマン・ポッツとしての現実の世界と同時進行で 、いくつもの世界の物語が繰り広げられていきます。まず図書室のあるマクガルヴィー・ランド、ここには魔法の図書室があり、様々な冒険の元となっています。そして冒険をする場となるのは、ドラゴンの脅威にさらされ続けているカスピドール(サー・シャーム)、超能力悪鬼と戦う近未来のニューヨーク(シャーム巡査部長)、SFのスペースコロニーの世界(シャーム司令官)など、様々な世界。その都度、シャーマンの一人称も「ぼく」「わたし」「おれ」などに変わります。シャーマンはそれぞれの世界で尊敬されるヒーローを演じてるんですが、ある日「情欲の子猫たち」というエロ本を図書室に持ち込んでから、その世界がゆがみ始めるんですね。
でも、これだけなら楽しそうに思えるかもしれないんですけど... これがなかなかの難物でした。設定の説明がないまま世界が次から次へと変わって分かりにくかったし、根本にあるのがシャーマンの青臭~い青春物語。吃音と赤面に悩みながらも、徐々に成長していく主人公... と言えば聞こえがいいんですけど、この部分があまり面白くなくて、ただの現実逃避にしか思えませんでした。 (ハヤカワ文庫FT)

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