「大人のファンタジー読本」やまねこ翻訳クラブ編

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「大人にとって面白い」をキーワードに選ばれた古今東西のファンタジー。
やまねこ翻訳クラブといえば、児童書翻訳家をめざす人々が集まって結成されたクラブ。(サイト) 既にプロの翻訳家として活躍されてる人も多いので、そんな人たちが選んだとなると翻訳物ばかりなのでは... なんて思ってたんですが、案外違うんですねー。これはという日本の作品、しかも大人が読むといいと思うような作品が色々と入ってました。例えば酒見賢一さんの「後宮小説」や佐藤亜紀さんの「バルタザールの遍歴」... や、この2作はファンタジーノベル大賞の作品だからまだ分かるんですけど、山田太一さんの「異人たちとの夏」まで! でも、確かにファンタジーですよね、あれは。しかもとても素敵な作品。あとは恩田さんの「光の帝国」とか、村上春樹さんの「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」なんかも。タニス・リーやボリス・ヴィアンのような、海外の大人向けの作品があるのも嬉しいですねえ。とはいえ、中心に選ばれてるのは、やっぱり海外の児童向けファンタジー。私が子供の頃好きだった本も色々とあって、紹介を読んでるだけでも懐かしーい。未読の本でも、思わず読みたくなってしまうようなのがいっぱい。
分類は、シリーズ物1(1巻から順番に読むべし)、シリーズ物2(1巻ずつ完結、どこから読んでも可)、現代ファンタジー(1980年以降)、クラシックファンタジー(1979年以前)、短編集・アンソロジー、原書ガイド... この原書ガイドというのが、やまねこ翻訳クラブらしいですね。シリーズ物が2つに分かれてるのも面白いなー。順番に読まなくちゃいけないのと、順番じゃなくてもいいのが分かるのって、案外親切かもしれないですね。私自身は、どちらにしても、シリーズ物は最初からきっちり順番通りに読むと思いますが。(笑)
あとは数人の作家のクローズアップ。ここで取り上げられているのは、アーシュラ・K・ル=グイン、C.S.ルイス、J.R.R.トールキン、ミヒャエル・エンデ、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、梨木香歩、フィリップ・プルマンの7人。ほお、森絵都さんでもなく荻原規子さんでもなく寮美千子さんでもなく上橋菜穂子さんでもなく、梨木さんなのね、なんて、ちょっと感慨にふけってみたり。(笑)(マッグガーデン)

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