「少年少女」アナトール・フランス

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ノーベル文学賞作家・アナトール・フランスによる、まるで童話のような19の短編集。
あとがきで訳者の三好達治氏が、「小学生にでもわかるような、やさしい文章では書かれていますが、そうしてその話の筋も、ごらんの通りきわめて単純なわかりやすいものばかりですが、しかしその内容は、必ずしも年少の読者のためには、充分のみこみやすいものばかりとは限りません」と書いてたんですが、たしかにその通りでした。どれも幼い子供たちが中心となる物語だし、三好達治氏の美しい日本語で読みやすいんですけど(少し時代がかってますが)、純粋に子供向けの本とは言えなさそう。教訓的な内容も多いです。もちろん、子供が読んで楽しめないということではないですけどね。子供の頃ってメッセージ性の強い作品でも、気にせず純粋に楽しめたりするし。最初は子供の頃に読んで、大人になってまた読み返した時に、それまで気づかなかった部分に気づくというのが、理想的な読み方かもしれないなあ。
どこかジョルジュ・サンドと似通った雰囲気を感じる気がするんですけど、どうなのかな? 2人ともフランスの作家で、ジョルジュ・サンドの方が少し早いんですけど、時代もかなり重なっているので、影響を受けてるなんてこともあるかもしれませんね。(岩波文庫)

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