「巡礼者たち」エリザベス・ギルバート

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親父が女を雇ったと聞いて驚く「俺」たち兄弟。それははるばるペンシルバニアからオンボロ車でやって来た、19歳のマーサ・ノックスで... という表題作「巡礼者」以下12編が収められた短編集。

新潮文庫で読んでますが、元々は新潮クレストブックスの作品。いやー、良かったです。私は基本的に短編集は苦手なんですけど、これは良かった。短編集といえば、同じく新潮クレストブックスから出ていたジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」もすごく良かったし(感想)、やっぱり短編の書き手となる人っているものですね。素敵な短編を読んだ時って、それほどの長さではなくても、まるで長編を読んだ時のような満足感が残りませんか~?
どの物語も何か特別なことが起きるわけではないし、むしろ起伏は少なすぎるほど少なくて、しかもあっけないほどあっさりと終わってしまいます。ごくごく淡々と日常の場面を切り取っているだけ。それなのにとても心に残るんです。私が特に好きなのは、「デニー・ブラウン(15歳)の知らなかったこと」。そしてダントツで好きなのは「最高の妻」。でもどれも良かった。素敵です。やっぱりクレストブックスはいいなあ。でもクレストブックスで1つ難点なのは、あまり文庫にならないで、ソフトカバー版がそのまま絶版になっちゃうことですね。そりゃソフトカバーの装幀は素敵だし軽くて読みやすいし、揃えたくなっちゃうんですけど、お財布的にも置き場所的にもそれはちょっと無理なんですもん。せめて文庫にして欲しいー。(新潮文庫)

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Commentaires(2)

これがクレストだったとは知りませんでした。
初期の頃のものですよね。

僕もやっぱり「デニー・ブラウン」が好きでした。

hashosさん、こんにちは!
そうそう、クレストブックスだったのです。7冊目… みたい。
いまやもう50冊以上出てるから、かなり初期のものですね。

「デニー・ブラウン」、ほんといいですね。^^

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