「あたしの一生」ディー・レディー

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「あたし」が「あたしの人間」に出会ったのは、生まれてから7週間目のこと。じろじろ見つめたり摘み上げたりする人間が多い中で、「あたしの人間」はやさしい目で子猫を見つめ、自分のにおいをかげるようにして、子猫たちに考える時間をくれたのです。「あたし」は決定的に「あたしの人間」を選び、一緒に暮らし始めることに。

たらいまわし企画第22回「サヨナラだけが人生か? グッドバイの文学」の時に、イタリアごろごろ猫記のねるさんの記事で知った本です。(記事) でもその本は、おかぼれもん。のpicoさんに頂いたものなのだそう。26回の「本に登場する魅惑の人々」で、picoさんも挙げてらっしゃいましたねっ。(記事) で、読もう読もうと気になっていたところに、最近の「ねこ・ネコ・猫の本」の時にあかつき書見台のマオさんも挙げてらして...!(記事) これは読むしかないではありませんかー。(笑)

ということで、これはダルシーという1匹の猫の視点から描かれている物語。ディー・レディーの著者紹介の欄に「現在もダルシーが眠る土地、ミネソタ州スティルウォーターに在住」とあるので、実話ということなんですね。訳者あとがきで、江國香織さんが「こんなにストレートな愛の物語を読んだのはひさしぶりでした。ストレートで、強く、正確で、濃密な、愛の物語。」と書いていますが、本当にその通りでした...。途中で「あたしの人間」よりも孤独を選ぶ時期はあるものの、ダルシーの「あたしの人間」への愛情は常に変わらず強く深くて、全身全霊をかけて愛し抜いてるという印象。だからこそ、裏切られたように感じた時は許せないわけですが...。誇り高く、それでいて寂しがりやのダルシー、大好き。
実は先日、出かける時にこの本を持って出ようと思ってたんですけど、その前にちょっと読み始めてて、やっぱりやめたんです。やめて良かった! というのも、もう途中から涙腺が思い切り緩んでしまって、字が読めない状態になっちゃったから。私の涙腺は普段はあまり弱くない... というか結構きっちり締まってる方なので(笑)、ここまできてしまうのは珍しいんですよー。実際に今うちに猫がいるというのもあるでしょうし、その前に猫じゃなくて犬なんですけど、寿命で看取ったとかそういうのもあるので、それを思い出しちゃうというのが大きいんでしょうけどね。ダルシーの気持ちがあまりにストレートに響いてきて、読んでいてツライほどでした。でもすごく良かった。読んだ後、うちの猫を思わずぎゅーっとしてしまって、猫に怒られました。(笑) 図書館で借りた本なんですけど、これは自分でも買おうっと。(飛鳥新社)

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Commentaires(2)

わわわ。ご紹介、ありがとうございます!
図書館でお借りになった本、大丈夫でしたでしょうか?(笑)
たくさんの方の泪が吸い込まれた本。
それはそれで、素敵ですね。

しかし、たら本のネコの本、参加できなかったのが今更ながらに悔やまれます。
でも、時間が少しできたので、皆さんのところ巡回しようかと思います。
楽しみです。

もうもう、たくさんの方の泪で本がずっしりです。
沢山の方に愛されてる本って、考えただけでも素敵ですね。^^

ネコの本、ありすぎて逆に難しかったりしますよね。
でもネコといえばpicoさんなのに! ほんと残念でしたよぅ。今からでもいかがですか~?
…あ、ええと、次はまた私の主催なんです。何度もスミマセンって感じなんですが…
その時は、ぜひぜひお時間を作ってご参加下さいませ♪
や、その前に、思わず参加したくなるようなお題を考えなくちゃ、なんですけどねっ。(笑)

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