「この世の彼方の海 永遠の戦士エルリック2」マイクル・ムアコック

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エルリック・サーガの第2巻。エルリックが3人の永遠の戦士たちに出会う「この世の彼方の海」、エルリックサーガはここから始まった!「<夢見る都>」、そして初期の「神々の笑うとき」「歌う城砦」を収録。旧版では「この世の彼方の海」と「白き狼の宿命」の2冊だったものが、1冊になったもののようですね。

2巻を読み始めてすぐに、エレコーゼ、コルム公子、ホークムーンという名前が登場してびっくり。これってマイクル・ムアコックの他のシリーズの主人公たちじゃないですか! エルリックを含めたこの4人は「四戦士」、<一なる四者>であり、以前にも邂逅があった模様。コルムがエルリックに、「ヴァアロディオン・ガニャディアックの塔」でエレコーゼと一緒に闘ったという話をするんです。エルリックもエレコーゼも「そんなことを言われても」って感じで、コルム公子は未来の世界から来たんだろうという話に落ち着くんですが...。その話はきっと別の作品で読めるんでしょうね。このシリーズの日本語訳は時系列順に作品が並べられているそうなんですけど、「この世の彼方の海」という作品は、実際にはかなり後になってから書かれたようですし。マイクル・ムアコックの世界の奥行きの深さを予感させる作品で、これはぜひとも他のシリーズも読まなくちゃ!って気になってしまいます。
ということで、以下覚書。

エルリック・サーガ...「メルニボネの皇子」「この世の彼方の海」「暁の女王マイシェラ」「ストームブリンガー」「夢盗人の娘」「スクレイリングの樹」「白き狼の息子」
ルーンの杖秘録...「額の宝石」「赤い護符」「夜明けの剣」「杖の秘密」(ホークムーン)
ブラス城年代記...「ブラス伯爵」「ギャラソームの戦士」「タネローンを求めて」
エレコーゼ・サーガ...「黒曜石の中の不死鳥」「剣のなかの竜」
紅衣の公子コルム...「剣の騎士」「剣の女王」「剣の王」「雄牛と槍」「雄羊と樫」「雄馬と剣」

これで合ってるのかしら...
エルリックとルーンの杖秘録は復刊済み、ブラス城年代記とエレコーゼは復刊途中、コルムはこれから? 全部読むとなったら相当な冊数になりそうですが。
この2巻で、エルリックの世界観に引き込まれる人が沢山いる、その魅力がよく分かったような気がします!(ハヤカワ文庫SF)


+シリーズ既刊の感想+
「メルニボネの皇子 永遠の戦士エルリック1」マイクル・ムアコック
「この世の彼方の海 永遠の戦士エルリック2」マイクル・ムアコック
「暁の女王マイシェラ 永遠の戦士エルリック3」マイクル・ムアコック
「ストームブリンガー 永遠の戦士エルリック4」マイクル・ムアコック

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Commentaires(4)

四季さん、こんばんは。
エルリックいいですよね~4巻まで読んでそれ以降は読んでいないのですが、ストームブリンガーが一番好きでした。
この前のケルトの教養文庫をマーケットプレイスで安く買えました^^現在ケルト妖精物語を読み始めました。すでに中毒になりつつあります・・・

のんさん、こんにちは!
エルリックいいですねえ。昨日3巻4巻を買ってきましたよ。
4巻で一旦区切りがつくようなので、そこから他のシリーズに進んでみようかと。
「ストームブリンガー」がお好きでしたか。これは4巻を読むのがますます楽しみです。^^

のんさん、「夏の王」を読んでらっしゃいましたね。あのシリーズも好きなんです~。
教養文庫、安く手に入ってよかったですね。感想、楽しみにしてますね。^^

気に入られたようで何よりです(超笑顔)。
エルリックは旧版の1~6巻の印象が強いんですよね。
新訳の読書も開始しようかなあ。
でも,やっぱりアリオッホに馴染めない……。

ちなみにエレコーゼのあとにコルムの復刊は開始です。
それから《エターナル・チャンピオン》のひとりフォン・ベックの連作も邦訳開始だとか。
こちらも楽しみにしています。
『墜ちた天使』も期待していいのかな。
集英社なんて微妙なとこから出た所為で入手が困難になっているのです。

ちなみにこのムアコックの影響を受けたHMバンドは多かったりします。
BLIND GUARDIANには“QUEST FOR TANELORN”なんて曲もありますし,
DOMINEは“STORMBLINGER RULER”なんてアルバムを作っていたりします(苦笑)。

1巻も面白かったんですけど、2巻で開眼しちゃいました。(笑)
新版は時系列優先で、新しい作品と古い作品が何気に隣り合わせになってたりするので
作風に違和感を感じる部分がないわけでもないんですけど
逆に今後の展開への予感みたいなものが感じられて、それもまた面白いです。
でも確かにアリオッホとアリオッチは、ねえ。重要な言葉ですものね。最後まで馴染めない可能性も…

エレコーゼの後にコルムですか! 情報ありがとうございます。
こちらも合冊されたりするのかな。分厚い本ばかりになりそうですね。
コルムは既にかなり気になる人物になってるので、嬉しいな。
わわっ、5人目のエターナル・チャンピオンがフォン・ベックなんですか? それはますます広がりますね。
「堕ちた天使」もハヤカワか創元が買い取ってくれるといいですねー。

ほほう、HMバンドにも多大な影響を… それは面白そうですね。聞いてみたくなります。
先日読んだひかわ玲子さんの「イスの姫君」にも、いきなり「タネローン」が登場しててびっくりしました。
言葉だけなんですけどね。アヴァロンと並んでだったのでびっくりしました。
ファン層が相当幅広そうですね。^^

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