「暁の女王マイシェラ 永遠の戦士エルリック3」マイクル・ムアコック

Catégories: / / /

 [amazon]
宿敵・セレブ・カーナを追ってロルミール入りするものの、キマイラたちに襲われるエルリックとムーングラム。そして辿り着いた無人の城の中には、かつてエルリックが殺した許婚のサイモリルと似た女性が眠り続けていたのです... という「暁の女王」と、ムーングラムと別れてタネローンを出たエルリックは、竜に連れていかれた都市の廃墟で父の亡霊と出会い、父が最愛の妻の元へと行けるようにするために異次元でローズウッドの箱を探すことに... という「薔薇の復讐」の、エルリック・サーガ第3巻。

前巻でコルムが語っていた、エルリックとエレコーゼと共に、ヴァアロディオン・ガニャディアックの塔で闘ったという話が、こんなに早く読めるとは! エルリックにとっては、「暁の女王マイシェラ」でのエピソードの1つだったんですね~。これは、早くコルムとエレコーゼ側の話も読んでみたいなあ。ええと、ホークムーンは登場してませんでしたが、ルーンの杖は登場してました。(笑)
エルリックの世界は、<法>と<混沌>が治める世界。でもエルリックは<混沌>側、エルリックに助けを求めるマイシェラは<法>側、そのマイシェルを脅かすセレブ・カーナとウムブダ王子は<混沌>側。エルリックとセレブ・カーナは共に<混沌>側だというのに敵対してるし、かなり入り組んでます。ナドソコルという町でエルリックを襲ってくるのは<混沌側>の神で、絶体絶命のエルリックを助けるのは<法>の神だし... 最後には自分のお気に入りのシモベを助けるべく、<混沌>のアリオッホが登場するんですけどね。しかも次元が違うと神々のパワーバランスもまた違ってくるようで... そういった部分が、だんだん見えてきました。「薔薇の復讐」でも多元宇宙に関する哲学的な議論が繰り広げられて、その辺りはちょっと難しいです... でも全部読み終わった時にまたここに戻ってくれば、きっとここに書かれていることがものすごく分かるのではないかと思うんですよね。なので、今は書いてあるまま受けとめておくだけで良しとしましょう。(ハヤカワ文庫SF)


+シリーズ既刊の感想+
「メルニボネの皇子 永遠の戦士エルリック1」マイクル・ムアコック
「この世の彼方の海 永遠の戦士エルリック2」マイクル・ムアコック
「暁の女王マイシェラ 永遠の戦士エルリック3」マイクル・ムアコック
「ストームブリンガー 永遠の戦士エルリック4」マイクル・ムアコック

| | commentaire(2) | trackback(0)

Trackbacks(0)

「暁の女王マイシェラ 永遠の戦士エルリック3」マイクル・ムアコック へのトラックバック一覧:

URL TrackBack de cette note:

Commentaires(2)

お、おーっ!!!
い!いらっしゃったとは!
ムアコックファン&天野嘉孝ファンの「でかねこ」と申します!ファンタジーブログコミュニティーから吹っ飛んできました!!!

おお、あのイラストは海外バージョンでしょうか?ムアコック氏は天野をかなり気にいられたようですが・・・

ムアコックの世界は難しいですよね。
理解にやや苦しむ。
そしてなにより、あの「エルリックの自己嫌悪」がまた、楽しみの一つなのですよね(^^;;

なんかいきなり初めてきたのに変なこと書いてってすみませんでした。
ではでは

でかねこさん、はじめまして。
興奮してらっしゃいますね~。(笑)
それだけムアコックがお好きということなんですね。^^
でもね、新版の方は残念ながら天野さんのイラストではないのです。
私も天野さんは好きですし、きっとこの方の描かれるエルリックは
ものすごくイメージにぴったりなんだろうなあと思うのですが…。(実物は見てません)
ムアコックが気に入ったというお話もなるほど納得です。

ムアコックの世界はいいですね。
ゆっくり読み進めて、その奥の深さをじっくり味わいたいです。^^

コメントする(要JavaScript)

Note


MAIL FORMBBS

購読する ATOM


Powerd by MovableType4.24-ja
Copyright 2004-2011 四季. All rights reserved.