たらいまわし企画・第37回「犬にかまけて」

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tarahon37.gif今回のたらいまわしの主催は、本を読む女。改訂版のざれこさんです。お題は、「犬にかまけて」。

町田康は猫にかまけておりますが、私は犬にかまけております。産まれた時から犬が家にいて当然の生活送ってました。犬は私の人生になくてはならない存在。今も「ホワイト家族」のお父さんにそっくりな犬がいます。かわいいのだ。
そんな犬派の私、「たら本」過去のお題に「猫」がいるのに「犬」がいない。どういうことやねん。ということで単純明快ながらお題にさせてもらうことにしちゃいました。
主役、名脇役問わず、ステキな犬たち、そして犬とともに生活していく人達が描かれた作品、私自身がとっても読みたいと思っています。是非いろいろ教えて下さい。

ben.jpg犬、私も飼ってました。数年前に18歳で亡くなってしまいましたが...。右の写真は、その時飼っていたベン。「あかんべー」してます。随分前、日記をブログにする前だから6年前ぐらいかな? アップしたことがあるので、見覚えのある方もいらっしゃるかも。気持ちとしては、猫の方が好きなんですけどね。今飼ってるのも猫ですし。でも犬も好きです。
前回のたらいまわしの時はとにかく疲れていて、記事を書くだけで精一杯、ろくすっぽコメントなど出来ずに終わってしまったんですよね。今回はもう少しきちんと参加できたらいいなあ、と思っております。

この企画に興味をもたれた方は、左上の「たら本」アイコンをクリック! 初めての方も大歓迎。どうぞお気軽に参加なさって下さいね。

 
ということで、犬です。でも、犬の出てくる作品、あんまり知らないんですよねえ。最初に思い浮かんだのは、「どろんこハリー」...
猫の時(記事)に出しちゃったのもあるしなあ... と思ったら、これは出してなかったのね! ということで、まずはこちら。

ジェームズ・ヘリオットの「ドクター・ヘリオットの犬物語」。
「ドクター・ヘリオットの猫物語」もいいですが、こちらの「犬物語」もいいです。ドクター・ヘリオットが本当になりたかったのは、犬の医者だそうですしね。やっぱり犬は特別な存在だったのでしょう。そんなドクター・ヘリオットが50年にも及ぶ獣医生活の中で出会った、10の犬の患者たちの物語。そして、ヨークシャーの丘をこえて往診に行くドクター・ヘリオットの車の助手席には、いつもビーグル犬サムが乗っていたのだとか。


あと、こんなのもありますね。竹内真さんの「オアシス」です。これは、ボーダーコリーのオアシスと「ぼく」、そして「ばあちゃん」の物語。竹内真さんご自身の話なのかな?と思ってしまうほど、オアシスや家族への愛情がしみじみと伝わってくる作品。表紙からして、犬がいっぱい。これがオアシス。


 

そして最後は児童文学から。...とは言っても、どちらも読んだのは大人になってからだし、1つ前の「オアシス」も児童文学のようなものなんですが。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「星空から来た犬」と、J.R.R.トールキンの「仔犬のローヴァーの冒険」。

「星空から来た犬」は、天狼星シリウスの物語。若い星人・ゾイを殺したという疑いで裁判にかけられたシリウスは、無実の罪で有罪となって、ゾイが落ちたと思われる星の生き物に生まれ変わることになります。その寿命が尽きる前にゾイを見つけ出せれば、以前の地位に返り咲くことができるけれど、見つけ出せなければ、その生き物として死んでいくという判決。そのシリウスが生まれ変わる生き物というのが、子犬なんですよ。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品って、実は私にとってはびみょーなのが多いんですが、これは大好き!

そして「仔犬のローヴァーの冒険」は、「指輪物語」で有名なトールキンが、そういう本を書くよりも前に息子のために作ったという物語。お気に入りの犬のおもちゃをなくしてがっかりしている息子のために、ローヴァーが帰って来られない理由をお話にしてしまったというもの。元々は本物の仔犬だったローヴァーは、ある日魔法使いの気紛れによっておもちゃに変えられてしまい、おもちゃ屋に並べられてトールキンの息子のところへ。でもやっぱり犬に戻りたくて、魔法使いを探す旅に出たのだ... って。
「ホビットの冒険」「指輪物語」の原型と言えそうな部分があちこちに見えるのも楽しいし、そういった部分は抜きにしても、1匹の仔犬の冒険物語として、とても可愛らしい作品。月の世界や海の底の世界の描写も素敵です。

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Commentaires(12)

四季さん、こんにちは。ご無沙汰しています。
たら企画に便乗して、放置してるブログ復活となればいいんですが(汗)。

四季さんがご紹介されてる本の中で既読盆は、『星空から来た犬』だけでした。
紹介されてるのを見て「あああああ!」思い出したという(笑)。
冒頭の部分がちょっと切ないんですが、私も大好きです、この作品。

トールキンが、息子のために作った作品という『仔犬のローヴァーの冒険』、面白そうですね。
『指輪物語』などの原型だというのもソソられますが、魔法が出てくる冒険の物語だというのも素晴らしい!
忘れずに読んでみまーす!!
ご紹介、ありがとうございます。

>七生子さん
わー、こちらこそご無沙汰してます。お元気でしたか~?
たら本、お久しぶりですねえ。(嬉)
ほんと、これを機にブログの方もぜひぜひ♪

「星空から来た犬」、いいですよねえ。
最後もかなり切なくて、でもしみじみ良かったなあ、と思いました。
うふふ、七生子さんも大好きだなんて嬉しいです。^^

「仔犬のローヴァー」もいいですよ~。
もちろん、スケールとか完成度では「指輪物語」の方が上なんですけど、
我が子のために語る、というのがやっぱりいいんですかねえ?
「ホビットの冒険」も元々はそうですよね。
「仔犬のローヴァー」、もし読まれたら、ぜひ感想をお聞かせくださいね。^^

こんにちは。またしても私の知らない本がズラズラ。
知っているのは『どろんこハリー』だけだわ。
>ジェームズ・ヘリオットの「ドクター・ヘリオットの犬物語」
これ、何だか気になる。獣医さんの話なのね?
さっそく図書館に予約、予約。

ご参加ありがとうございます。
犬って児童文学の分野で活躍することも多そうですね。全て未読ですが興味深い本ばかりでうんうんうなってしまいました(笑)息子さんのために書いたって言うトールキンのがとても気になります。
竹内真さんは気になりつつ読めていないので、「オアシス」から入るのもいいかもー。何より表紙がかわいいです!(笑)

>菊花さん
えへへ、どろんこハリーで押してしまおうかとも思ったんですけどねー。(笑)
ジェームズ・ヘリオットは、そうです、獣医さんです。
田舎町だから、ペットから家畜まで何でも来い状態なんですよ。
犬がお好きなら「犬物語」がオススメですし、猫がお好きなら「猫物語」。
他にもいっぱい本があるので、内容で好きそうなのを選ぶのもアリ。
どれを選んでも、ドクター・ヘリオットのあったかい人柄が伝わってくると思います。^^

>ざれこさん
主催、お疲れさまです~。
「オアシス」、ぜひぜひ!
竹内真さんのベスト1ではありませんが、犬好きならきっと楽しめる作品です。
そして、それで楽しめたら他の作品もぜひぜひ。
私が好きなのは、「自転車少年記」「図書館の水脈」「風に桜の舞う道で」辺りかな…
伊坂さんみたいにちょこっとずつリンクしてたりするので(全部じゃないけど)
ぜひその辺りも楽しんでくださいませ~。

TBありがとうございます。

ドクターヘリオット!そうだそうだ、あったあった!
こちらを見て「なんで思い出さなかったんだろう~」と地団太を踏んでおります。わはは。

>りつこさん
はじめまして。TBだけ先に送りつけてしまってすみません。
ドクター・ヘリオット、お好きでしたか~?
いいですよね、あったかくて誠実で、近所に1人欲しいです。(笑)

「星空から来た犬」ようやく読みました!
最後の別れと、ひそかな結婚の約束(空いたままの伴星)がほろりと来ますね☆

でも、なんといっても、途中で出てくる「闇の存在」みたいなやつが不可解で、記憶に残りました。
ストーリー的にも異物で、悪でも善でもありえて、そのどちらでもなく、結局は何かわからないままになる。。
星人という、お話の大きな枠組みの設定からさえ、はみだしてしまってて、これは普通には思いつかないような、ヘンなもの。

これがほんとは、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの核、彼女の守護神で、彼女を息の長い作家にさせているものなのかも…とそんなこと思いました★

overQさん、こんにちは!
読んで下さったんですね~。ありがとうございます。
そうそう、最後がものすごく切ないんですよね。
ゾイが結局何だったのかイマイチ掴めなかったし
闇のあるじに関してももっと読みたかったなあというのが、正直なところでしたが
最後が良かったので、これはこれでいっか、って。(笑)

確かに、そういう存在がダイアナ・ウィン・ジョーンズの核なのかもしれませんね。
きっと彼女のファンには、そこが堪らないんだと思います。
私は沢山読んでる割に、その魅力がよく分かってないけれど…
だからこういう比較的ストレートな作品が好きなんだろうなあ、と自己分析。
後になるほど複雑怪奇になっちゃうので、初期の作品の方が合うみたいです。

四季さんの紹介している本はいつもおもしろそうで、次はどれにしようか迷ってしまいます。

トールキンというと『指輪物語』のイメージしかなかったので、こんな本も書いているとは意外でした。
『ドクター・ヘリオット』は近いうちに読もうと思っていたのを、今、思い出しました・・・。今度は忘れないうちに読んでみます。

>sayanoさん
トールキンといえば、やっぱり「指輪物語」のイメージが強いですよね。
実際、あまり多くは出してないんですけど
子供たちのために絵本を作っていたり、大学の専門関連の著作を出してたりします。
絵本がまた可愛くて! 絵もトールキン自身だったりするんですよー。
そちらのオススメは「サンタ・クロースからの手紙」です。20年以上、実際に手紙を書き続けたんですって。
本当に手紙が入っていて、それがまたすごく凝ってて、見てるだけで楽しいんです。^^

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