「コララインとボタンの魔女」ニール・ゲイマン

Catégories: / /

 [amazon]
コララインとその両親が引っ越してきたのは、古い大きな家の2階の部屋。1階には元女優の老女が2人、3階には変わり者のおじいさんが住んでいて、2階の半分をコララインの一家が使うのです。あとの半分は今は空き家で、境目のドアをあけた所にはレンガの壁があって行き止まりとなっています。しかしある日、母親が買い物に出かけている時にコララインがドアを開けてみると、確かにあったはずのレンガの壁がなく... コララインが向こう側に足を踏み入れてみると、そこはコララインの家とそっくりな部屋が。そして母親そっくりの女性が。しかしその女性は、本物の母親よりも背が高くて痩せていて、気味が悪いほど色が白く、目が大きな黒いボタンでできていました。

ニール・ゲイマン2冊目なんですが... うーん、微妙... 悪くはなかったんだけど、面白かったかと聞かれると困っちゃう。
せっかく個性的な名前のコララインなのに、近所の人たちには「キャロライン」と呼ばれてばかりだし、蛍光グリーンの手袋が欲しかったのに、お母さんが買おうとするのはみんなが持ってるようなグレーのブラウス。両親は家で仕事をしてるので、いつも身近にはいるんだけど、遊び相手も全然いなくて毎日が退屈。お父さんが作る食事も美味しくないんです。でも「もうひとつの世界」では、現実世界での不満が全部解消されてるんですね。名前を間違える人もいないし、部屋も服も前から欲しかったような雰囲気。だから一見、こっちの世界の方がコララインが本当に属すべき場所みたいに見えてしまうんですけど。
淡々と静かに進むので、言ってしまえば盛り上がりに欠けてるような... でも、それが必ずしも悪いというわけではなくて、これを映画にしたら結構怖くなるんじゃないかなあという雰囲気なんです。実際「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」や「ジャイアント・ピーチ」のヘンリー・セリック監督でアニメ映画が製作中なのだそう。(来年公開ですって) どんな映画になったかちょっと見てみたいかもー。(角川書店)


+既読のニール・ゲイマン作品の感想+
「スターダスト」ニール・ゲイマン
「コララインとボタンの魔女」ニール・ゲイマン

| | commentaire(0) | trackback(1)

Trackbacks(1)

「コララインとボタンの魔女」ニール・ゲイマン へのトラックバック一覧:

URL TrackBack de cette note:

ニール・ゲイマンの小説「コララインとボタンの魔女」が『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のヘンリー・セリック監督によって3Dアニメ化されています。そのクリップを... » Lire la suite

コメントする(要JavaScript)

Note


MAIL FORMBBS

購読する ATOM


Powerd by MovableType4.24-ja
Copyright 2004-2011 四季. All rights reserved.