「密偵ファルコ 娘に語る神話」「密偵ファルコ 一人きりの法廷」リンゼイ・デイヴィス

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ブリタニアのロンディウム(現ロンドン)にいたファルコたちが巻き込まれたのは、トギドゥプヌス王の元側近が、井戸の中に頭から突っ込まれて死んでいたという事件。ガリアに追放されたはずの彼が、なぜ今ロンディウムに... という「娘に語る神話」と、半年振りにローマに戻ってきたファルコがたまたま受けた仕事から、法廷での争いに巻き込まれていくことになる「一人きりの法廷」。

久しぶりの密偵ファルコシリーズ。今回読んだこの2冊はシリーズの14冊目と15冊目です。何かの事件にファルコが巻き込まれてそれを解決しなくちゃいけなくなるのと、そこにファルコ周辺の人間ドラマが絡んでくる、というパターンは変わらないんですが、やっぱりこのシリーズは面白いです~。特に15冊目の法廷劇! ローマ時代の法廷について分かるのも面白いし、法廷での証人や弁護人の陳述が普段とはまた違う文章で書かれているので、それがアクセントになって面白かったし。依頼人やその一族があんまり秘密だらけなので、読むのはちょっとしんどかったですけどね。事件が一件落着しそうになっていても、まだこれだけページ残ってるからもう一波乱あるんだろうなあ... なんて思ってしまうようなところもあったし。
今回面白かったのは、「娘に語る神話」で登場した拷問官と、「一人きりの法廷」ではヘレナの弟のアエリアヌス。これまで弟のユスティヌスに比べて、何かと分が悪い印象だったアエリアヌスなんですが、これでだんだん道が開けてきそうです。本当に法律の専門家になっちゃえばいいのになあ。向いてると思うなあ。(光文社文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「密偵ファルコ 白銀の誓い」「密偵ファルコ 青銅の翳り」リンゼイ・デイヴィス
「密偵ファルコ 錆色の女神」リンゼイ・デイヴィス
「密偵ファルコ 鋼鉄の軍神」「密偵ファルコ 海神の黄金」リンゼイ・デイヴィス
「密偵ファルコ 砂漠の守護神」「密偵ファルコ 新たな旅立ち」リンゼイ・デイヴィス
「密偵ファルコ オリーブの真実」「密偵ファルコ 水路の連続殺人」リンゼイ・デイヴィス
「密偵ファルコ 獅子の目覚め」「密偵ファルコ 聖なる灯を守れ」リンゼイ・デイヴィス
「密偵ファルコ 亡者を哀れむ詩」「密偵ファルコ 疑惑の王宮建設」リンゼイ・デイヴィス
「密偵ファルコ 娘に語る神話」「密偵ファルコ 一人きりの法廷」リンゼイ・デイヴィス
「密偵ファルコ 地中海の海賊」リンゼイ・デイヴィス
「密偵ファルコ 最後の神託」リンゼイ・デイヴィス

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Commentaires(2)

こんばんは、
ブリタニアから帰っていきなり法廷劇でしたね。
しかも波乱と秘密だらけで、ほんとうにしんどかったです(笑)
途中に家族のどたばたがあると息抜きにもなるのですけど、それも少なかったですし。

この巻あたりからカミルス兄弟の進路探しもテーマになってくるのでしょうかね。
思えば、ユスティヌスは凛々しい軍人として登場したのに……ですし、
アエリアヌスはめちゃくちゃイヤなやつとして登場してました。
一読者としてけっこう心配してしまいます。

nyuさん、こんにちは~。
ほんと、「一人きりの法廷」は、ちょっとしんどかったですね。
家族関係のどたばたがいつも息抜きになってたんだなあと改めて分かりました。(笑)
nyuさんは、これを英語で読まれたんだから、尚更しんどかったでしょうね… 法律用語もてんこ盛りだし。
改めて、お疲れさまでした。m(__)m

カミルス兄弟のイメージは、もうすっかり逆転しちゃってますね。
最初に登場した頃のユスティヌス、初々しくて可愛かったのにー。
アエリアヌスはあんなに嫌味だったのに、いまや真面目な好青年?(笑)
でも、実はファルコの娘たちが大きくなって参加するまでの繋ぎかも… と思ったりもします。(笑)

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