「食物漫遊記」「書物漫遊記」「贋物漫遊記」種村季弘

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なんで「食物漫遊記」だけ画像がないんだろう...。去年ちくま文庫で復刊になっているのを知って、買っておいた3冊です。内容の説明をするまでもなく、もう題名通りのエッセイ。

うーん、面白かったことは面白かったんですけど、一番楽しみにしてた「書物漫遊記」よりも「贋物漫遊記」の方が楽しめたというのはどういうことなんだろう。「食物漫遊記」を読んで「あー、美味しそう!」と涎をたらすこともなく、「書物漫遊記」を読んで「この本、読みたいっっ」となることもなく... 「書物漫遊記」で紹介されていた、久生十蘭の「新西遊記」はちょっと読んでみたくなったんですけどね。
とは言っても、決して詰まらなかったわけでもなく。
博学ぶりは堪能させてもらったし、面白いエピソードはいっぱいあったし。でもそういった本や食べ物を元ネタにしていても、種村季弘さんご自身のエピソードが展開されていくので、元ネタという意味で期待して読むのは間違っていたのかもかもしれないなあ...。で、なんで「贋物漫遊記」が一番面白かったかといえば、きっとどんなところからでもエピソードを捻り出して来れる方なので、逆に「食物」「書物」といったシバリのない、もう少し漠然とした「贋物」の方が本領発揮だったのかも、なんて思ったりもします。こちらにも自然に本の話題は登場しますしね。実はシバリをつける必要なんて、全然なかったのではないでしょうかー。しかもどこからどこまでが本当なのか分からないエピソード群。「この話は作ってるでしょ!」と言いたくなることも何度かあったので、結局のところ全てが「贋物漫遊記」だったのかもしれません。(笑)
...それにしても、高橋勝彦さんの作品の中に出てくる人形師の泉目吉って、実在の人物だったんですね! 恥ずかしながら全然知らなかった(なぜか考えてもみなかった)ので、こちらの本に名前が登場していてびっくりでした。(ちくま文庫)

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