「木を植えた男」ジャン・ジオノ フレデリック・バック

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1913年、フランスのプロヴァンス地方の山深い地方を旅していた「わたし」は、荒地に水を求めて歩き回っていた時に1人の羊飼いの男に出会います。一番近い村まででも歩いて1日半はかかるという辺鄙な場所に、その男はたった1人で暮らしていました。その晩、その男の家に泊まることになった「わたし」は、質素ながらも心やすまるもてなしを受け、男が100粒の完璧などんぐりをより分けるを眺めることに。そのどんぐりは、山の中に植えるためのもの。男は3年前からこの不毛の地に木を植え続けているというのです。

これも先日柳田邦男さんの「砂漠でみつけた一冊の絵本」を読んだ時に載ってたんですが(感想)、むしろ去年読んだ「須賀敦子全集」の7巻を読んだ時に興味を持った本。(感想)須賀さんがイタリア人の友人に宮沢賢治の話をしたのがきっかけで、教えてもらったという物語が絵本になってました。これはジャン・ジオノ原作でフレデリック・バックの絵なんですけど、映像化もされているようですね。(右) フレデリック・バックという人はカナダのアニメーション作家なのだそう。高畑勲さんが「木を植えた男を読む」なんて本も出してました。
それにこの本、絵本だけじゃなくて単行本もあったみたい... そっちを読めば良かったかな? でも単行本も52ページという薄いもののようだし、こちらは絵本は絵本でもものすごく字が多かったので、それほど変わらないのかも。となると、絵がある方が楽しいですが。(笑)

賢者のような佇まいで、何の見返りも求めず、誰にも知られないままに、黙々と木を植え続ける男。彼にとっては世の中の移り変わりも戦争も何の影響を及ぼすことないのです。何も知らない周囲の人間たちが好き勝手なことを言っているのが、とても滑稽。でも世の中、こんなものなのかも。最初の頃の茶色とグレーだけの地味だった絵が、後半、虹のような美しい色彩に変わっていきます。(あすなろ書房)

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