「写楽・考」北森鴻

Catégories: /

 [amazon]
南アルプスの小さな山村にある火村家から「御守り様」の調査依頼があり、内藤三國と佐竹由美子は早速火村家へ。しかし正式な調査依頼だったにも関わらず、調査に関する当主とその家族の意見は真っ二つに割れており、しかもその晩、その人形が土蔵から消えうせて... という「憑代忌(よりしろき)」他、全4編。

蓮丈那智フィールドファイルのシリーズ第3弾。
相変わらず、民俗学的な謎と現実での事件の連携がお見事。シリーズも3作目ともなると、新たなネタを見つけるのが大変なんじゃないかと考えてしまうんですけど、相変わらずレベルの高い作品群。さすがですね。しかも長編でも書けそうな話を短編で発表し続けてるわけで...。基本的には、相変わらず三國が那智に振り回されるというパターンなんですが、前作で初登場した佐竹由美子もすっかりこのシリーズに馴染んでいるようだし、狐目の教務課主任もどうやらレギュラー入りしそうな活躍ぶり。この狐目の主任、いいですねえ。今後の活躍がとても楽しみ♪
表題作では、冬狐堂こと宇佐見陶子も登場。初めてこのシリーズを読んだ時は、那智がどうしても生身の人間に思えなかったこともあって(笑)、冬狐堂シリーズの方が人間味があって好きだったんですが、あちらはあまりに闇が深すぎて、最近は読んでるとちょっとツラいものが...。こっちのシリーズの方が読んでいて楽しいかも。(新潮文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「凶笑面」「触身仏」......ブログには感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「写楽・考」北森鴻

+既読の北森鴻作品の感想+
「共犯マジック」北森鴻
「蜻蛉始末」北森鴻
「親不孝通りディテクティブ」北森鴻
「螢坂」北森鴻
「瑠璃の契り」北森鴻
「暁の密使」北森鴻
Livreに、これ以前の全作品の感想があります)

| | commentaire(0) | trackback(1)

Trackbacks(1)

「写楽・考」北森鴻 へのトラックバック一覧:

URL TrackBack de cette note:

 写楽の名を知らない人はまずいないであろう。江戸時代に活躍した浮世絵画家で、独特のデフォルメされた役者絵で知られている。しかし、この写楽、その正体は謎につ... » Lire la suite

コメントする(要JavaScript)

Note


MAIL FORMBBS

購読する ATOM


Powerd by MovableType4.24-ja
Copyright 2004-2011 四季. All rights reserved.