「水滸伝」13~15 北方謙三

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官軍が10万以上の大軍で梁山泊を討とうと動き始める13巻、その軍がとうとう20万以上になる14巻、そして梁山泊が必死の攻防を繰り広げる15巻。

戦いに明け暮れたこの3巻。物語の前半ではどんどん人が集まってきていたんですが、この辺りになるともう本当にどんどん人が死んでいきます。その方が、本家本元の「水滸伝」の108人集まるまで誰も死なない状態よりも、余程自然なんですけどね... 北方さんご自身、「俺の水滸伝は死ぬんだよ」とインタビューの時に呟かれていたのだそう。
今回好きだったのは、林冲が単廷珪を叩きのめす場面。そして特に印象に残ったのは、石梯山での魯達と鄒淵の会話。

「俺は、天下などほんとうに考えたことはないんだ。梁山泊が天下を奪る。そうすれば、別の宋ができる。それだけのことだ。違うと思うか?」
「それは、いい国かもしれねえだろう?」
「宋も、建国された時は、いい国だった。民に活気があって、いろいろなものが発展した。それが、やがて腐った。」
「梁山泊が天下を奪っても、腐ると思っているのかい?」
「十年後は見える。多分二十年後も。しかし三十年後は霧の彼方で、五十年後はないも同じだ。(後略)」

いや、全くその通りですよね。だからといって、何もしないまま諦めるのは間違ってると思うわけですが。(集英社文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「水滸伝」1~3 北方謙三
「水滸伝」4~6 北方謙三
「水滸伝」7~9 北方謙三
「水滸伝」10~12 北方謙三
「水滸伝」13~15 北方謙三
「水滸伝」16~18 北方謙三
「水滸伝」19 北方謙三

+既読の北方謙三作品の感想+
「破軍の星」北方謙三
「楊家将」上下 北方謙三
Livreにブラディ・ドールシリーズと「三国志」の感想があります)

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