「水滸伝」19 北方謙三

Catégories: /

 [amazon]
梁山泊と童貫軍が総力の全てをかけてぶつかる、北方水滸伝完結の19巻。

いやあ、全部読んでしまいました。ふぅー。
19巻は、前巻に引き続きの激しい戦闘の物語となっています... が、こういう結末になるのかあ。童貫軍との激しいぶつかり合いはいいし、「水滸伝」としての話自体はここで終わるんだけど、でもあまりに次の「楊令伝」の存在が見えすぎるラストにちょっとびっくり。これじゃあ、この「水滸伝」が「楊令伝」の前座みたいじゃないですか。いや、その後へ繋がっていくということ自体はいいのだけど... とりあえずここで一つ区切りはつけて欲しかったなあ、というのが正直なところ。
でも梁山泊側だけで108人いるので、途轍もない数の登場人物になるのだけど、北方さんの描く漢たちは、誰もがそれぞれにかっこよかったな。全巻通して特に心に残った人物といえば、林沖と楊志。あとは秦明とか呼延灼、解珍、李逵辺り。思っていた以上に生き残った人間がいたので(とは言っても、全体から考えると僅かなんだけど)、このメンバーが「楊令伝」でも活躍することになるんですね、きっと。
あとは北方水滸伝読本として「替天行道」というのが出てます。こちらは「水滸伝」にまつわる北方さんの手記や対談、登場人物の設定資料、担当編集者が連載中に北方さんに書いた手紙などが収められているのだそう。これも読むかどうかは、現在考え中。(集英社文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「水滸伝」1~3 北方謙三
「水滸伝」4~6 北方謙三
「水滸伝」7~9 北方謙三
「水滸伝」10~12 北方謙三
「水滸伝」13~15 北方謙三
「水滸伝」16~18 北方謙三
「水滸伝」19 北方謙三

+既読の北方謙三作品の感想+
「破軍の星」北方謙三
「楊家将」上下 北方謙三
Livreにブラディ・ドールシリーズと「三国志」の感想があります)

| | commentaire(6) | trackback(0)

Trackbacks(0)

「水滸伝」19 北方謙三 へのトラックバック一覧:

URL TrackBack de cette note:

Commentaires(6)

こんにちは。
水滸伝読了お疲れ様でした。
自分もはるか昔に読んだ記憶があります。
北方謙三版は翻案といった感じみたいですね。
水滸伝や楊令伝も面白そうですが,
日本では多分唯一の楊家将演義が面白そう。
青面獣楊志のご先祖さまのお話になります。
田中芳樹も邦訳するはずだったんですけどねー(遠い目)。

水滸伝では案外マイナーキャラが好きでした。
北方版ではどのような扱いになっているのかに興味あります。
原作では結構ぞんざいな扱いが多かったのですよね。
神機軍師朱武あたりは流石に活躍するだろうけど,
旱地忽律朱貴はまともに活躍してくれるのかな。
混世魔王樊瑞も大好きでしたね。

水滸後伝も誰か忠実に翻訳してくれないものでしょうか。

秋梨惟喬『もろこし銀侠伝』を読んでいます。
偶然というか水滸伝時代の中国を扱ったミステリです。
浪子燕青も登場するみたいで楽しみにしています。

森山さん、こんにちは~。
えへへ、さすがに19冊イッキ読みは疲れました。
本当はこれが終わったら原典の「水滸伝」にいこうかと思ったんだけど
全然余力が残ってません…(^^ゞ
でもこれはイッキ読みすべき作品ですね。
なんといっても登場人物が多いし~。
それ以上に、確かに翻案というのが相応しい出来上がりになってるので
本家の水滸伝を知っていれば大丈夫というわけでもないのがポイントですね。
あ、「楊家将演義」は読んでないんですけど(これは未訳でしたよね?)
北方さんの「楊家将」も面白かったですよ。
本家の「楊家将演義」よりも面白いと言った中国人もいたそうですし
こちらにも北方節は十分に効いてるんですけど(笑)
「水滸伝」よりずっと原典に近いんじゃないかと思います。

朱武も朱貴も樊瑞も、ちゃんと活躍してましたよー。
原典とはまた少し違うんでしょうけど、この3人も結構良かったです。
あ、ほんと、「水滸後伝」も読んでみたいですね。
生き残った人がほとんど出てくるんでしたよね。
へええ、「もろこし銀侠伝」なんていうのもあるんですか!
水滸伝の時代で、しかも浪子燕青が登場するとは~。
それはちょっと読んでみなくちゃいけないですね。
森山さんの感想、楽しみにしてます♪

遅ればせながら、ようやっと私も読了しました。

この後に「楊令伝」が控えているのを知っていたので、この終幕にもまぁ納得できたけど、知らなかったら欲求不満でしょうね(^^;

毎月一冊ずつ読んだので、マイナーな好漢のことは忘れる(笑)というおまけもついてきたけれども、全体を通してみれば充分面白かったと言える作品でした。
でも、「北方三国志」よりは下かな?
三国志の場合は主役が限られているから場を盛り上げやすいけど、水滸伝の場合には108人(+敵方も10名ぐらい?)にスポットを当てなくてはならないから、その差が出たのかもしれませんね。

北方水滸伝読本も買ってあるので、もう暫くしたら読むと思います。
そして、3年後ぐらいには「楊令伝」も(笑)
そこでは花栄らの二世キャラにも出会えるんでしょう♪

あっこさんも読了ですね!

ねー、この終わり方は「楊令伝」あってこそですよね。
やっぱりこれはちょっと反則だったんじゃないかなあって思います。
次に繋がっていくという展開というのは基本的に好きなんですけど
まるで「水滸伝」の中で「楊令伝」を宣伝されたような気分なんですもん。
…とは言うものの、面白かったことに変わりはなく。
私の中でも結果的には「三国志」の方が上なんですが
これはもう、まさにあっこさんが書かれてる通りだと思うので>人数の差
致し方ないのかもしれないですね。
逆に全19巻という長丁場でダレてしまうことなく
ここまで大きなドラマとして盛り上げて書ききってしまったのは
やっぱり北方さんならではなんでしょうね。

水滸伝読本、読んだらどんな感じだったか教えてくださいね~。
「楊令伝」は、うん、私も多分3年後ぐらいに~。(笑)
あれは全10巻になるんでしたっけ。今は確か5巻までですよね。
そうなるともっと先の話になるのかな。
そうそう、二世キャラに会えるのも楽しみなんですよね♪

ようやっと「水滸伝読本」を読み終わりました。

まず、前提条件として、北方三國志の時には「読本」の存在を知らなかったので、今でも読んでません。
読了後1年以上経ってから気が付いたので、今更感が強くて…ね(^^;

で、水滸伝読本だけど、まぁ、読んでも読まなくてもいいかなぁ、と。
図書館や知り合いから借りれば十分だと思いますよ。
# 送りつけましょうか?

推薦文、編集者からの手紙、対談…。
ぶっちゃけ、一言に要約すると、「楊令伝もよろしくねっ」ですから(笑)

あっこさん、こんにちは!
おおー、「水滸伝読本」読まれたんですね。
でもそんなにたいしたことなかったんですね。残念。

>「楊令伝もよろしくねっ」
んんんー、それはちょっと嫌かもしれない。(笑)
「三国志」の読本はそんなに悪くなかった覚えがあるんですけどねえ。
あー、それって私の知識が乏しすぎたせいかもしれないですが。(笑)

どうしようかなあ。
これ1冊をわざわざ送って頂くのは申し訳なさ過ぎる気がするし。
また会える機会… となると当分先かもですが、その時貸して下さいな。
それか、宮部さんの時代物が文庫落ちしたら一緒に送って下さい。(爆)

コメントする(要JavaScript)

Note


MAIL FORMBBS

購読する ATOM


Powerd by MovableType4.24-ja
Copyright 2004-2011 四季. All rights reserved.