「カスピアン王子のつのぶえ」他 C.S.ルイス

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子供の頃に買ってもらってから、今まで何度読んだか分からないほど読んでいるナルニア国シリーズ。今公開中の映画「カスピアン王子の角笛」は、「ライオンと魔女」の時もとーっても微妙だったので(笑)DVDになってから気が向いたら、程度に考えてたんですけど、カスピアン王子の意外なほどのハンサムぶりに惹かれて...! ついつい映画館にまで観に行ってしまいました。
でも... やっぱり微妙。(笑)
いや、もう微妙どころではないかな。突っ込みどころ満載でしたね。カスピアン王子も確かにハンサムだったんだけど、期待したほどではなかったし... んんー、なんでこうなっちゃうんだろう。

と思っていたらふと本が目について、読み始めてしまいました。一旦読み始めると、もう止まりません。いやーん、やっぱり面白い! 怒涛の勢いで再読してしまいましたよ。映画を観る時はちょっと記憶をボカし気味にしておいた方がいいかなと思って事前に再読しなかったんですが、正解でした。記憶鮮明な状態で観に行ってたら、正視できなかったかも。やっぱり本の方がずーっとずーーっと面白いです!

たとえば映画では妙に戦争の場面が強調されてて、しかもそれが「ロード・オブ・ザ・リング」に酷似してるのが興醒めだったんですけど、本当はもっと楽しい部分もいっぱいある話なんですよね。もっとバランスの良い話だったはずなのに、なぜ? 妙に考えすぎてるのでは? もっと素直に映画化すればいいのに、なんであんな演出をしちゃうのかしら。そもそも4人がナルニアに行く場面からして、原作の方がずっと好き。映画では人物像を掘り下げようとしたのか妙な小細工をしてて、それもとっても疑問でした。(たとえば、映画のピーターよりも本のピーターの方がずっと好きだし) この「カスピアン王子のつのぶえ」は、次の「朝びらき丸東の海へ」と外伝っぽい「馬と少年」と並んで特に好きな話なのに、なんだか違う雰囲気にされてしまっていてガッカリ。
今回の映画では、個人的にはエドマンドが良かったです。特別活躍してるというわけではなかったんですけどね。なんか気に入っちゃった。そしてそれが今回一番の収穫だったかも。(岩波少年文庫)

     


+既読のC.S.ルイス作品の感想+
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「カスピアン王子のつのぶえ」他 C.S.ルイス

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「カスピアン王子の角笛」は観に行くつもりでいたんだけど、そーなんだー(^^;;;
原作を知っている人が見ても面白い映画は限られている、
とは分かっていても、ついつい試したくなるのが人情。
そして、後悔するんですよね…(笑)。

今回映画館に行かなくても、「ライオンと魔女」のDVDを買ってしまった(爆)ので、
きっとこれもDVDを買っちゃうんだろうなぁ…(苦笑)

四季さんごぶさたいたしております。
見ましたよー映画、子どもといっしょに(笑)

いちおう原作も読んでいたのですが、細かいところは忘却の彼方だったゆえ、えー、えーと、こんな展開だったかな・・という、??状態で見ておりました。

そうなんですよね。ああいう戦闘シーンは『ロード・・』が先鞭つけてしまった感じで、新鮮味はなかったですね正直。
そしておっしゃるように、キャラの掘り下げ方も、おもしろいと言えばおもしろいんだけど、ちょっとムリしてるかな・・と思ってしまう。うーん、生意気な感想ですわ。

「朝びらき」もちゃんと映画になるんですよね。いや、楽しみにしていますよ。
今回見て、4人大きくなったなぁ・・と、『ハリポタ』見たときのような感慨もやっぱりありました。

四季さん、こんばんはー。
私も見に行っちゃいましたー。
カスピアン王子は無駄にイケメンでしたね。笑
(そのせいで、スーザンが…。いや、この段階では、スーザンはそういうキャラではなかったと思うんだけど)
ピーターも、うんうん、今回は可哀そうでした。
四季さんも書いてらっしゃいますけど、前作も含め、(時代背景としては正解なのかもしれないけれど)戦争を前面に出してるのがちょっとねえ。
派手に見せ場を、と思うと、どうしても楽しい場面が削られちゃうのかな。
私は前作の方が特にそう感じちゃいました。
エドマンドが良かったというのも同感です。
なんでなんでしょうね。笑
ナルニアの良いところは、前回ダメだった子に、きちんとチャンスを与えてくれるところ。
エドマンドもユースチスもそうですもんね。
その分、エドマンドがよく見えたのかしら~。
ま、単にピーターみたいに、変な肉付けされてなかったからかもしれませんが。

でも、今回の映像でグリフィンとかを見てたら、ふつふつとD.W.Jの「ダークホルムの闇の君」、「グリフィンの年」あたりを映画化して欲しくなっちゃいました。
今の技術があれば出来そうだけれど。
エルダが動いているのを見てみたい!

 やっぱり、この手の映画は原作とは別物と割りきって読まないといけないんですね。そんなことは、「はてしない物語」が「ネバーエンディングストーリー」になったときから何回も頭に入れていた事なんだけれど、それでもついつい期待してしまうのですよね。
 ファンタジーとかはやっぱり映像化、特に実写化は無理が出るのかな。
 ムーミンとかも原作とアニメは別物だけれど、それなりに成功していると思うけれど、あれを実写でやるとなるとぞっとしますしね。

>あっこさん
そうなんですよー、分かっててもついつい、ね。(笑)

いや、ほんと、映画と原作は別物だというのはよく分かってるし
映画は映画で自由に作ってくれればいいとは思ってるんですが
無意味としか思えない改変が目につきすぎるというのは、どうなんでしょう。
原作以上にしなくちゃと肩に力が入っちゃったでしょうかね?
ロード・オブ・ザ・リングを意識しすぎてるというのもあるのかも。
もっと原作のエッセンスを上手く掬い上げて欲しいものですわ~。

>shosenさん
わあ、お久しぶりです! お元気でしたか~?
ナルニア、ツインズと一緒にご覧になったんですね♪

原作の細かい部分は忘れてるぐらいの方が
映画を楽しむにはいいと思うんですが… うーん、それでも、ですね。
「ライオンと魔女」の時は、あの場面がなくなっちゃってて残念だな、とか
確かにその場面はあるんだけど、ちょっと違うなあ~、とか
もっぱらもっと細かい部分で気になってたように思うんですけど
今回はもっと大きな部分で疑問を感じてしまいました…
いや、私の方がずっと「生意気な感想」ですけども。(笑)

それでも「朝びらき丸」は楽しみなんですけどね。
こっちはもっとファンタジーらしい作品になるんじゃないかしら~と期待してます。
エドマンドとルーシーの成長振りも楽しみですね♪

>つなさん
無駄にイケメン! そうそう、まさにソレです!!(笑)
ほんと、カッコいいんですけどねえ。無駄にイケメンでしたねえ。
写真見て「カッコいい~」って言ってれば十分のような気がしちゃいました。(笑)
4人きょうだいのかげで、いいとこがあんまりなかったせいもあるんでしょうけど…
そもそも、原作ではもっと初々しい少年だったはずなのに、育ちすぎ!
(映画では、図体はデカくても中身は十分子供だったとも言えますが)
むしろ「朝びらき丸」に相応しい年齢でしたよね。だからこそスーザンが…?
スーザンのことは、もしや後々のための伏線? なんて思ってしまいました。(笑)
ピーターは、ほんと気の毒でしたよね。もっと「一の王」であって欲しかったのに。
あ、つなさんもエドマンドがいいと思われましたか! お仲間~♪
ほんと、なんででしょうね? 顔だけで言えばカスピアンの方がずっと上のはずなのに
今回はエドマンドを目で追ってしまいましたよ。
それだけでも、今から「朝びらき丸」が楽しみになってる私です。(笑)
そっちでは、カスピアンにももうちょっと見せ場があればいいんですけどねえ。
ユースチスのかげに隠れて、やっぱりいいとこなかったりして。(笑)

ああ、「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」もいいかもですね!
それこそ映画化するならディズニーがやって欲しいな。
チェズニー氏はW.ディズニーそっくりにして。…嫌がるかな?(笑)

>樽井さん
あー、「はてしない物語」の映画は、すでに悪夢の域かと…。(笑)
映画と小説じゃ表現方法がまるで違うから難しいのは分かってるし
私自身は別に原作至上主義じゃないし、映画は映画で作ってくれればいいと思ってるんですが…
一から十まで映画に詰め込めるわけもないですしね。
でも原作のエッセンスを上手く掬い上げてくれる監督さんって、ものすごく少ない気がします。

ムーミンのアニメは成功してる貴重な例ですよね。原作者は、限りなく不満でしょうけど。
でも確かにムーミンの実写は見たくないですね。(笑)

こんにちは。
私も映画化にあわせて再読しましたよ。
映画の評判の悪さは既に聞いているのですが,
前作も自分は結構好きなので楽しんで来ようと思います。
それにしても2年に1作ペースだと,
本気で全7作するには更に10年以上かかるんですよね。
どうするつもりなんでしょう(苦笑)。

↑で上がっているムーミンの件について少し。
ムーミンは何度かアニメ化されていますが,
1990年代に放映された『楽しいムーミン一家』は原作に非常に忠実です。
ヤンソンもその出来栄えに感心したくらい。
これは本当に出来が良かったんですよ。
原作ファンも大満足でした。
1960年代のいわゆる『ムーミン』はヤンソンは激怒したらしいですけどね(苦笑)。
こっちはまともに見ていないので,僕もよく分かりませんが。
ムーミンワールドにも行きたいですね。
http://www.finnair.co.jp/moomin/world.html
夏の間,2か月だけの営業らしいですけれど。
フィンランドはあこがれの土地の一つなので何時かは住みたいものです。

少し話はずれますが,原作つきアニメ化ではNHKの三銃士が好きでした。
ミレディが心底魅力的だったんですよね。
ダルタニャン物語も再読したいけれど,現在は入手が非常に困難なのが辛いところです。

森山さん、こんにちは!
「ライオンと魔女」は、比較的原作に忠実だったと思うんですが
「カスピアン王子の角笛」は、またちょっと違いましたよ。
今回は、映画の作り手の意思の介在をすごく意識させられました。
ええとね、原作だと「男の子側」と「女の子側」と2つの流れがあると思うんですが
映画ではその「男の子側」だけがクローズアップされたという感じでしたしね。
それより気になったのは、原作よりもアスランに寄りかかってしまっていたこと。
細かい部分はともかく、大きな流れをそのままにしておいてもらえたら
もっと楽しめたんじゃないかな~と思うと残念で。
いや、細かい部分でも突っ込み所は満載なんですが。(笑)
ああー、ネタバレで話したいです!

でも2年に1作のペースだと、子供たちがすっかり大きくなっちゃいますね。
全7作、本当に映画化されるのかしら?
リリアンはカスピアンと同じ人がやるというのもいいかもーなんて思ったりもするんですが
その頃にはすっかり大人になっちゃってますね。今でも大人だけど。(笑)
「魔術師のおい」なんかも、ぜひ見てみたいところではありますね。

あ、原作に忠実なムーミンというのもあったんですね。
私は1960年代のヤンソンを激怒させたムーミンの話しかしらなくて…
いや、勉強不足ですね。教えて下さってありがとうございます。
フィンランド、いいですよねえ。私も行ってみたいです。
わー、ムーミンワールドなんていうのもあるんですか。
あの絵! お馴染みのムーミンと一緒の絵じゃないですか。
以前もっと妖怪っぽいおどろおどろしいムーミンの絵を見たことがあるんですけど…
あれは何だったんだろう??

NHKの三銃士、見てないんですよー。残念。
「三銃士」は大好きだったのに、「ダルタニャン物語」は読んでないし。
ああ、現在は入手が難しいですか。
ちょっと前に復刊されてたのに、また消えちゃったんですね。
やっぱりあの時に手に入れておくべきだったなあ。

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