「ロシア民話集」上下 アファナーシエフ

Catégories: / /

  [amazon] [amazon]
アファナーシエフは民俗学者で、ロシアのグリムと称えられる人なのだそうです。この2冊に収められた民話の数は、なんと78編! 最初の方はずるがしこい狐が出てくるイソップみたいな話が多くてどうなることやらと思ったんですが(イソップも動物物も苦手なので)、本の紹介に「イワンのばかとその兄弟,蛙の王子,火の鳥や灰色狼など,ロシア民話におなじみの人物・動物はみなここに登場する」とある通り、子供の頃に読んだ本が懐かしくなるような物語がいっぱい。先日読んだ「きいろの童話集」に載ってる話もいくつかありました。(記事) イワンのばかも火の鳥も大好き~。私の目当てだった「ヤガーばあさん」こと「バーバ・ヤガー」の話も沢山収録されていましたしね。これは骨の一本足の魔女。大抵は人々に恐れられている怖い存在なんですけど(人をとって食うし)、たまに主人公を助けてくれる親切なおばあさんになったりもします。でも「ルスランとリュドミーラ」に出てくる「チェルノモールじいさん」は出てこなかったですねえ。まさか「不死身のコシチェイ」と名前の読み方が違うだけとは思えないのだけど... 地方によるのでしょうか。あと「せむしの小馬」も出てこなかったな。以前岩波少年文庫で「せむしの小馬」という本があって、それは詩人のエルショーフがロシア民話を元にまとめた本で、私は大好きだったのだけど。この本に登場する馬は、せむしどころか駿馬ばかりでした。
「ハンガリー民話集」を読んだ時に、ロシア民話では、婚礼の式によばれて蜜酒やビールをご馳走になったけれど、ちょっぴりひげを濡らしただけでみんなこぼれてしまった... という締めくくりの文句が印象的だったと書いたんですが(記事)、これは実は、語り手が語り終わって喉が渇いて聞き手に酒を催促してるということだったんだそうです。物語によってはもっと露骨にビールやお酒を催促しているものもありました。そういうことだったのか。自分もその場にいたと言って聞き手に本当の話のように感じさせたり、いかにも口承文学的な雰囲気を出そうとしてるだけなのかと思ってました。まさか飲み物を催促してるとは考えてませんでしたよ。面白いなあ。(岩波文庫)

| | commentaire(0) | trackback(0)

Trackbacks(0)

「ロシア民話集」上下 アファナーシエフ へのトラックバック一覧:

URL TrackBack de cette note:

コメントする(要JavaScript)

Note


MAIL FORMBBS

購読する ATOM


Powerd by MovableType4.24-ja
Copyright 2004-2011 四季. All rights reserved.