「さかさま魔女」ルース・チュウ
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裏庭のブランコがいたずらされて、二階建てバス状態になっていた日、ローラがみつけたのはさかさまになってブランコに乗っている魔女。下の席には猫のチャーリーが座り、上の席には魔女のおばあさんが座っていたのです。なぜ突然さかさまになってしまったのか思い出せない魔女のサリーを、ローラは自分の部屋のクローゼットに連れて行きます。そして魔女を元に戻すためには冷たい「魔女のせんじ薬」を作ればいいと聞いて、ローラは友達のジェインと一緒に薬に必要な材料を探しに行くことに。
魔女の本棚シリーズの3作目。2作目かと思ったら、間違えちゃいました。続き物ではないので全然大丈夫なんだけど。
今回楽しいのは、さかさま魔女のさかさまぶり。ブランコにさかさまに乗っていたサリーは、ブランコからリンゴの木に移って空に「すべり落ち」そうになったり、ローラの家に入った途端天井にドサッと倒れこんでるんです。2階のローラの部屋に行くためには、階段を1階から2階にジャンプして降りなければならないし、しかもクローゼットの中ではコウモリのようにぶら下がって寝てるんですよね。マットのピンキーに乗る時も下側! これには、「なるほど~」でした。
そしてさかさまなのは、そういった身体的なことばかりではありません。魔女が食べるのは肉ではなくて骨、パイナップルの身ではなくてパイナップルの皮。大好きなのはコーヒーの出し殻。壊れたガラスのかけらをアメのように美味しそうに舐め、沼の水を飲んで... んん? これは元々の魔女の好みなのかな?
物語としてはかなり単純なので、「魔女とふしぎな指輪」の方が私は好みだったんですが、こちらも描写の楽しさで読ませてくれる物語です。(フレーベル館)
+シリーズ既刊の感想+
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