「虹を織る日々」熊井明子

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熊井明子さんといえば「ポプリの人」というイメージしかなかったんですが、やっぱりそのポプリのイメージそのままの本でした。少女だった頃の話から、映画監督の熊井啓氏と結婚したこと。そして結婚後のことなどが色々綴られていて、実際にはポプリの話はあまり出てこないんですけど、その土台はやっぱり「ポプリ=乙女」なイメージ。このエッセイが書かれた時、熊井明子さんはもう30台後半になってらしたはずなんですけど、まだまだ少女らしさを残してらしたんですねー。お好きな詩が沢山引用されてるところも一昔前の文学少女という感じだし... たとえば内藤ルネさんデザインのハンカチの話が出てくるところでは、以前読んだ田辺聖子さんのエッセイを思い出してしまいます。田辺聖子さんは中原淳一さんがお好きで、そのことを書いてらしたので、内藤ルネさんのお名前が出てきてたかどうかはさだかではないのですが...。随所で時代を感じさせるし、そもそも私自身が全然乙女系じゃなかったので、読んでてちょっとツラい部分もあったんですけど、それでも気がついたらするすると最後まで読んでしまいました。
読んだ後でちょっと調べてみたら、熊井明子さんのご主人の熊井啓氏は2007年に亡くなってたんですね。ということは1962年に結婚してらっしゃるので結局、40年目のルビー婚式... か、45年目のサファイア婚式までだったのかあ...(文中にそういう話が出てくるのです) でも1972年公開の「忍ぶ川」の前後で体の具合が相当悪くて生死の境をさまよったような話が出てくるので、「2007年に亡くなった」というよりも「2007年まで生きていた」という方が強いかも。最近まで生きてらしたと知って、なんだかちょっとほっとしてしまいました。(じゃこめいてい出版)

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